
魚肉のすり身に衣をつけてカラッと揚げ、トンカツ状にした駄菓子の『ビッグカツ』。1枚たったの30円と安く、味付けも濃いのでお酒のおつまみにもピッタリ。大人から子供まで幅広い世代に親しまれている駄菓子ですよね。

厚さのない点だけが物足りない……
衣の食感もソースの風味もしっかりトンカツを彷彿とさせてくれるビッグカツですが、さすがに30円という値段もあって厚さが物足りない仕様になっています。


改めて見てみるとハムカツよりもペラペラ。味は最高なのにもったいない……。分厚いビッグカツを食べることができたらどんなに幸せなのだろうか……。
肉を重ねて揚げる「ミルフィーユカツ」をビッグカツで作ってみた

ビッグカツが分厚いトンカツ並の厚さになるためには、ビッグカツを4枚ほど重ねなければなりません。
……待てよ。肉を重ねて揚げる「ミルフィーユカツ」をビッグカツで作れば、分厚いビッグカツを食べられるんじゃないか……?

というわけで、早速ビッグカツで作るミルフィーユカツ『ミルフィーユビッグカツ』を作ってみることにしました。
重ねたビッグカツに衣をつけて揚げるだけ

作り方は簡単で、小麦粉を水で溶いて作ったタネ、卵、パン粉を順番につけて油で揚げるだけ。

ただ、揚げている間に分裂してしまったら台無しなので、ビッグカツとビッグカツの間にもタネをつけておきます。

4枚重ねたミルフィーユビッグカツの揚げる前の状態がこちら。ずっしりと厚さが出て迫力のあるビジュアルとなりました!
ド迫力のミルフィーユビッグカツが完成!

あとは衣がカラッとキツネ色になるまで油で揚げます。

できたーっ!! 見事サクサクに揚げることに成功しました。

いつものビッグカツのようにかぶりついて食べてもいいのですが、せっかくなので包丁で切って盛り付けることにしましょう。気になるミルフィーユビッグカツの断面は……


すげええええっ!! きれいにビッグカツが重なっています! そしてよく見ると中身もほとんど衣で構成されていることがわかりました(笑)。果たしてこれ、美味しく仕上がっているのでしょうか。
盛り付けたらマジでトンカツ
そのままミルフィーユビッグカツを一口サイズにカットしていき、お皿に盛り付けしてみると……

あれっ……! これトンカツだ! 紛れもないトンカツじゃないか!
盛り付けをすることで一気にちゃんとした料理感が出てきました。どうせならソースをかけて、ご飯も用意して普通に食事として食べてしまいましょう。
ご飯にもバッチリ合う!(ただしジューシーではない)


気になるミルフィーユビッグカツの味ですが、さすがに本物のトンカツのようなジューシーさこそないものの、ビッグカツを重ねたことによる食べにくさはまったくありません。噛んだ瞬間に中身からビッグカツのカレー風味が広がり、衣はしっかりサクサクになっていて、ソースとの相性も抜群! これはなかなかのウマさですぞ!

ソースとカレーの味がしっかりしているので、もちろんご飯との相性も抜群! 1枚だと同頑張っても駄菓子の域を出ないビッグカツですが、4枚重ねて揚げることでしっかり「おかず」に昇華することができました。分厚いビッグカツを食べているという満足度がすごい!
分厚いビッグカツを食べたい欲が爆発したとき、トンカツを食べたいけど家に肉がなくてビッグカツが4枚あるとき、他の人に変わった料理を振る舞いたいときなど、ぜひ皆さんもいろいろなシーンで試してみてください。おすすめですよ!