【小説レビュー】監察医が交わした死体との悲しい約束。著者上野正彦

  by 9216sinkiro  Tags :  


 殺人事件とかあった場合、警察、刑事が来て現場検証します。警察、刑事が現場で事件の信憑性が判断がしにくい場合は、『検死』を行います。『毒殺』か、又は『窒息死』か、体の中にある『凶器』を探すのが監察医の仕事です。

 紹介するのは上野正彦さん。元、東京都監察医務院長。医学博士で検死のベテランです。法医学評論家としてテレビや雑誌などで活躍した経験をもっている方です。
 ここでは、上野正彦さんの『死体との悲しい約束』を、少し紹介いたいとおもいます。
 上野さん曰く『声にもならない[声]を聞く。それが「検死」』だと、いいます。
 ある日、妻が旦那をお起こしに部屋に入ると、仕事に行く時間なのに旦那さんはまだ寝てました。
「お父さん、お父さん、どうしたの」妻が旦那の体を揺らしても返事がありませんでした。
 旦那の体は冷たく息をしていませんでした。妻は動転して一一九番通報しました、それから、数分して警察と刑事がきて現場検証をするのですが、警察と刑事は旦那さんの死にかたからしても「突然死したのでは………」と判断が難しくなります。そこで、死体を検死。(上野さんが死体解剖したところ)死体には青酸カリで殺されていたことが判明しました。
 死体が『私は病気で死んだのではありません。青酸カリで殺されたのです』と上野さんは声なき死体の声を聞き取っとそうです。
 『死体に口なし』という言葉がありますが、この小説を読んでいると「死体は体で語るんだな」とおもう一冊です。もし興味があったら手にとって読んでみてはいかがでしょうか。
画像の提供http://d.hatena.ne.jp/gyou/20140818/p2ホモファーベル庵日誌

小説書いてるクニヒロ(9216)です小説書いて四年になります。「真紅色の月」という名で『文学フリマ』で同人誌を販売したり。パブーで電子書籍も作っています。パブーで『9216』てやれば自分の作品が読めると思います。よければ買っていただけると生活が楽になります。よろしくお願いします。

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