『5時に夢中』などに出演していた事で知られるエッセイストの中村うさぎだが、かつて大ヒットライトノベル『ゴクドーくん漫遊記』を執筆していたことはご存知だろうか?
テレビアニメ化もされ、順風満帆だったゴクドーくんシリーズだが、2001年に発行された『ゴクドーくん漫遊記外伝 10 地獄に堕ちた亡者ども 上』で突如として刊行が止まり、以降16年間、続編の音沙汰がない状態だった。
そんな中、Twitterにて一部のファンが、中村うさぎに対してリプライを送った。
この人より100倍も弱くて愚から人間の願いとしては、ゴクドーくん漫遊記外伝の続きを書いてほしい。
ライトノベルの世界は自分の居場所じゃないと言っていたし、エッセイなども何冊か読んで、この方自身にとっても世の中にとっても小説より意味のあるものだと感じたけど、俺にとってはやっぱりゴク https://t.co/BSRHEz68S0— ℃ (@1ady_gaqa) 2017年2月17日
これに対し、中村うさぎ氏がリプライを返し、次のように語った。
@1ady_gaqa 本当に本当にごめんなさい!ゴクドーくんその他のシリーズ作品を途中で書けなくなって逃げた件は私の人生最大の痛恨であり恥であり汚点です。あれから何度も続きを書きかけたのですが、どうしても書けませんでした。去年も書きかけたんです。でも無理でした。続きが書けない(続
— 中村うさぎ (@nakamurausagi) 2017年2月17日
その後も、ファンとの会話が続き、中村うさぎ氏は最後にこのようなツイートをした。
@1ady_gaqa ありがとうございます>_< そう言っていただけるとすごく嬉しいです。ただ、罪悪感はずっと抱えて生きていくと思います。ゴクドーくんを読んでくれた皆さんのためにも逃げた自分を忘れてはいけないと思うのです。今さらですが本当にゴクドーくんを読んでくれてありがとう!
— 中村うさぎ (@nakamurausagi) 2017年2月17日