続編製作決定! 『映画・ちはやふる<上の句><下の句>』 かるたの聖地で千早になりきり”ちはやぶる”

広瀬すずちゃん主演による人気コミックの実写版『ちはやふる』。前編にあたる「上の句」が3月19日に公開され、続いて4月29日から後編にあたる「下の句」が公開されました。
「上の句」が口コミでの評価で興収を伸ばし13億を突破。それを受けて、4月29日「下の句」初日舞台挨拶上で、続編製作が発表されました。
「下の句」も土日2日間で動員19万3226人、興収2億1632万6200円を記録し5位にランクインしたようで、同時公開された実写版作品としては『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』に次いで2位と好発信しています。

出典:CINEMAランキング通信 | 興行通信社Presents http://www.kogyotsushin.com/

筆者は2日目の4月30日に『ちはやふる-下の句-』、その後、『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』と続けて鑑賞しました。CG頼みのハリウッド産SF大作より、熱血スポ根ドラマ風な『ちはやふる-下の句-』の方が断然面白かったですね。前の日にも『レヴェナント:蘇えりし者』『アイアムアヒーロー』と洋画、邦画の2作連続鑑賞したのですが、4作品の中でも『ちはやふる-下の句-』の方が良かったです(あくまで個人的な感想ですのでご了承を)。

「上の句」は主人公・綾瀬千早が入学した高校で”かるた部”創設から地区大会優勝まで、「下の句」は滋賀県大津市の近江神宮で開催される全国大会-全国高等学校かるた選手権大会-での決戦までを、幼なじみ3人の恋と友情、個性豊かな部員たちとの交流、ライバルたちとの対戦を通じて、千早が成長していく姿を描いていきます。

「下の句」からは千早の最大のライバルとなる松岡茉優さん演じる高校生かるたクィーン・若宮詩暢が登場。丁寧な京都言葉の裏に潜むクィーンとしての威圧的な様相と試合の最中に見せる艶っぽい妖しい微笑み。その一方で、好きなキャラクターをプリントしたTシャツを千早から褒められ、女子高校生らしく照れるツンデレな一面も見せる。この難しい役どころを松岡さんが見事に演じ切っています。まさにはまり役ですね。
松岡さんは2014年3月に開催された「第59回びわ湖開き」で観光船ミシガンの1日船長も務めています。

ロケは主に東京府中市、福井県あわら市、滋賀県大津市で行われ、「下の句」では千早たちかるた部が目指していた全国大会の決戦の地、滋賀県大津市にあるかるたの聖地・近江神宮で大々的に行われました。

『ちはやふる ロケ地めぐりマップin大津』が公開される

滋賀県庁観光交流局管轄で映画・テレビなどのロケーションをサポートしている「滋賀ロケーションオフィス」は『ちはやふる ロケ地めぐりマップin大津』を公開し、ロケ地の詳細な情報、関連イベント情報を発信しています。

サイトURL:http://www.shiga-location.jp/pickup/chihayafuru/

かるたの聖地・近江神宮の近況

筆者はガジェット通信で昨年12月7日に関連記事

かるたの聖地・近江神宮(滋賀県大津市)は映画『ちはやふる』で知名度上がる?
http://getnews.jp/archives/1291174

を掲載しています。
検証するため、「下の句」公開後の5月1日に現地の様子を見てきました。毎週1回かならず参拝に行っているので、取材のためわざわざ出向いたわけではないのですが。

確かに観光客は増えていますね

ふだんは休日でも参拝客はそれほど多くない閑静な神社ですが、「下の句」公開後は参拝客が増えているようです。近江神宮は結婚式もやっていますので、当日は花嫁さんのお披露目もありました。

主人公・千早になりきれる衣裳が借りられる

近江神宮では『ちはやふる』協賛イベントとして、

-キモノ体験!「ちはやふる」なりきりプラン-

が開催されています。
開催期間は「上の句」の公開が始まった平成28年3月19日から6月末まで。1時間500円で映画で千早が着用した同じ柄の着物を着て境内を散策できます。

 競技かるた名人戦・クイーン戦、また漫画・映画「ちはやふる」にちなんだ近江神宮衣裳部の企画として、和装の正装、着物・袴の体験レンタルを行っています。
 バックルやマジックテープにより、初めての方でも誰でも一人で簡単に着付けられるようにしてあります。着付けに不安な方は衣裳部スタッフがお手伝いします。
 1時間以内にお返しいただき、レンタル料500円。境内散策・写真撮影などご自由にお楽しみいただきます。
 小さなお子さまのご要望が多く、女児・女性は身長90cmから180cmまで、男児・男性は100cmから200cmまで、ご用意しています。

出典:近江神宮サイトより転載 http://oumijingu.org/publics/index/166/#page166

境内では千早や若宮詩暢が着用していた同じ柄の着物を来た女性たちが、映画で登場した楼門、拝殿あたりで記念撮影する様子が確認できました。

コミックや映画の綾瀬千早の姿を自分に投影して千早になり切っている(千早振る=ちはやぶる)のでしょうね。あなたもかるたの聖地・近江神宮でちはやぶってみませんか?

掲載写真は筆者撮影のものを使用。

びわ湖のほとり大津市在住。京都・滋賀を中心に活動しています。 自然、史跡、音楽、映画、ITをテーマとした5つのブログを公開中。

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Twitter: @yasuu_kusayan