「安くて美味い肉をお腹いっぱいに食べたい!!!」
そう思うワガママな読者の皆様へ、今回は伝説の焼肉屋を紹介しようと思う。
■その焼肉屋は意外にも東京都渋谷区の閑静な住宅街にひっそりと佇んでる
渋谷区のイメージといえば・・・
東京を代表する繁華街のひとつであり、最先端の流行やファッション、音楽、若者文化の街となっていると言われ、そもそも閑静な住宅街のイメージが無い。
そんな渋谷区に隠れ家的な伝説の焼肉屋があるとはなかなか考え難い。
そんな逆境を覆した渋谷区にある焼肉屋の名店に行ってきた。
■渋谷区本町にある『梁山苑』という焼肉屋
渋谷区本町という場所は渋谷区でありながら、新宿駅から京王新線に乗って1駅の「初台駅」が最寄りの駅だ。
初台駅から徒歩10分、渋谷区民でも分かりづらいであろう場所にオアシスは存在した。
外観を見た瞬間、一瞬で名店の匂いが伝わってくる王者の風格。
入りづらい見た目、一見さんお断り感、ちょっと古臭い感じの渋い雰囲気…全てが揃ってて筆者は入店前から興奮した。
先に言っておくと、実は以前に予約無しで入店を試みたのだが、女将さんに「うちは予約しないと入れないよ!」と即座に断られたのだ。
なので訪れの際は必ずと言ってよいほど、予約必須の店である。
■スターティングメンバーを考える
無駄のないシンプルなメニュー表で、見ての通り値段もリーズナブルである。
■まずは瓶ビールで喉をウォーミングアップ。
瓶ビール呑みながら、本日の焼肉のオーダーを考える。
昨日からイメージはしていたが店の雰囲気、メニューのラインナップ、今日の体調を考慮して真剣に焼肉のオーダーを考える。初めて来る店だからと言って雰囲気にのまれて失敗するわけにはいかない。
注文後、待ってる間はサービスで出てきた野菜を焼いてもよし、特製味噌をつけてそのまま生で食べるのもよしで、注文した肉たちを待つのである。
■思わぬ伏兵に度肝抜かれる!!!
肉が来るまでに、何となく頼んだキムチが想像を越えてくる旨さでびっくりした!
自家製キムチなのか?普通にお持ち帰りして家でも食べたいなと思うくらいのレベル旨さだったので、これは更に肉への期待が膨らむ。
店内満席で混んでいたのもあってか、なかなか注文した肉たちがやってこなく…待ち遠しさもあいまって、唾を何度も飲み込んだ。
しかしじっくりと丁寧に肉を仕込んでくれてるんだろうなと考えると、この待ち時間はそこまで苦ではなかった。
■期待のトップバッター登場!!厚く切られたねぎタン!!!
見たことないくらいに綺麗に切り盛りされ、分厚く切られたタン。
ササっと焼いて、口に頬張ると…あまりの旨さに言葉を失った。いや「うまー!!!」と叫んでいたかもしれない。とにかく衝撃的な旨さでその時のリアクションは忘れてしまってたようだ。
今まで食べたタンの中で1位に入るくらいのクオリティの高さだった。
■続いてやってきたのはミスター内臓部位!これまた大きく切られたレバ!!!
あの事件以来、個人的に食べる機会がめっきりと減ってしまった牛レバ。
これまた一つ一つが大きく切られて、食べ応えがある。
生で食べれるであろう新鮮なレバ…思わず生で食べてしまいそうになったが、そこは我ら日本国民。法律に守られてる限り、ルールは守ろう。※気持ちは分かるが絶対にしっかり火を通して食べよう!
■え?ピンクに輝く上ハラミ!!!
ハラミってこんなにピンク色だったかなと困惑させるくらい綺麗に輝いてたのである。
ここからは焼かれてる写真も一緒に。
本当に軽く焼いて、食べれるので新鮮さも1級品!!そしてこれも写真では伝わりにくいがとにかく…
もう言わなくても分かるだろうが…旨すぎる!!!
さぁ〜いよいよやってきた! エースの登場だっ!!!
続いて出されたのは、店のメニューで1番値段の高い特上カルビ!!!
食べなくても見た目だけで旨いと一瞬で分からせるのはエースの証である。
美しいっ!美しすぎるのだ!!!
もはやエロさまで感じてしまうのは筆者だけだろうか・・・。
焼いてる絵もどうぞ!
これもササっと10秒ほど焼いて直ぐさま口に運ぶ!口に入れた瞬間に、衝撃が走る・・・今まで食べた事のない柔らかさだった。
本当にこれは牛肉なのか?そう疑うほどの柔らかさだった。
こんな旨い肉が筆者みたいな貧困な庶民でも食べれるのかと思うと、一気にこのお店への感謝の気持ちでいっぱいになった。
一体どんな人がこんな肉を切り盛りしてくれてるのか!?
こんなに美味しい肉を安くて、かつボリューミーに提供してくれる人って一体どんな人なんだろう・・・。
勝手にイメージしてみた。
・良心的な値段でお客さんに満足してもらおうという優しさが顔から滲み出てる方。
・自分も沢山食べるから、量には妥協したくないという思いが詰まってて、所謂よく目にする身体の大きな食いしん坊さん。
・これだけ連日満席だと働くにも体力がいるので、それなりに元気で若い兄さん。
筆者の勝手なイメージだと、恐らくこんな感じの人が店を切り盛りしてると考えた。
さぁ〜答え合わせの時間だ!席を立ち、厨房を覗いた!
席を立ち、キラキラした目で厨房を覗いた筆者は言葉を失った・・・。
ちょっと分かりづらいが、こちらが店の女将さんだ。
先ほど筆者がイメージした人とは全く逆の方で、恐らく齢70歳を越えようであろうお母様だったのだ。
梁山苑のエースは特上カルビではなく、実は店の女将さんそのものだったのだ。
正直、特上カルビが運ばれてきて目の当たりにした時の衝撃を越えてたであろう。
「お母さん!ありがとう!!!」そんな思いで胸がいっぱいになった。
都会に佇むオアシスはその名の通り本当にオアシスだった。
店の立地、肉の質・量・安さ、意外性全てに置いて、想像を超えてきた「梁山苑」。
焼肉屋としての100点の魅力、そして思わず実家のおばあちゃん家なのか?と思わす昭和の雰囲気が漂う店内。
食と雰囲気で日頃の疲れを癒してくれる梁山苑。これぞまさに”都会に佇むオアシス”!!!!
筆者の近所でもあるので、絶対に再訪したいお店だっ!!!
詳細情報
店名:梁山苑
電話:03-3378-3803
場所:東京都渋谷区本町4丁目36-4
営業時間:[水~日] 18:00~21:00 日曜営業
定休日:月曜・火曜、祝日は不定期
店舗情報:http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131807/13125344/
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