「シェアリング・エコノミー~所有から共有する時代へ」

  by 香月 真大  Tags :  

「空き部屋や空いたスペースを貸すことでうまくお金を稼ぎたいとは思いませんか?」


シェアリング・エコノミーとはfacebook、linkedin、twitteなどのソーシャルメディアの発達とともに出来た概念です。「モノ」、「お金」、「サービス」をみんなが共有することで成り立つ経済の新しい仕組みです。


通常は車や不動産などは購入して所有することが多いです。これをウェブ上のサービスを通して不動産や車を共有することにより、オーナーが提供するモノを誰でも気軽に使用できるようにするのがこの新しい経済概念です。


近年では欧米でこの流れが広まっており、
日本でもAirbnbやUBERなどを注目されてきています。

Airbnb、UBER、LYFT、RELAYRIDES、TASKRABBIT…
このような新しいサービスは大きく社会の仕組みを変えつつあります。

(http://sharingeconomies.jp/ シェアリング・エコノミー情報局から引用)


シェアリングエコノミー」のサービスを分類すると5つに大別できます。
それは「人」、「物」、「お金」、「移動」、「場所」です。



リサイクル品などの世の中のあふれる品物を流通させる仕組みです。インターネット上だと楽天やヤフーオークション、オフラインだとフリーマーケットやリサイクルショップがそれにあたります。または工具や車などのレンタルなどもこれにあたります。パソコンやスマートフォンが出てきたことによって従来の他者に直接会って取引する必要などが無くなり、ウェブオークションに登録するだけで売買できるようになったため出品が容易になりました。


場所
場所の代表的なものといえばAirbnbやsharedeskです。AIRBNBは住居系の住宅、マンションの空いた部屋などを貸すサービスです。Sharedeskは作業系の空き部屋、事務所、オフィスの休憩所などを貸すサービスです。他にも駐車場、倉庫、屋上などの空いたスペースを貸すサービスがあります。


移動手段
主に自家用車やタクシー、自転車、ボートなどのシェアが発達しています。カーシェアリングはUBERを筆頭に広まりつつあります。自転車などの貸し出しサービスなどもあり、NTTドコモも新規参入しています。移動手段は維持費は毎月常にかかるために使用しない限りは有効利用しているとはいえません。そこで所有者が使用するとき以外にも有効に収益を稼ぐ手段があれば維持費の削減にもなるはずです。

最適な収益をあげるには常に移動し続けることが重要になってくるわけですがスマートフォンを通して簡単に予約できるようになったので容易になってきました。



空いた空き時間などを労働力として他人に提供するものです。日曜大工などの家事を代理で行うTASKRABBITや子供を変わりにベビーシッターするアズママなどが知られています。人同士で一番大事なのは信頼関係です。ですが初対面で信頼関係を築くのは大変なことなのでアズママなどでは主婦同士イベントや交流会などを行うことによってやりとりしやすいよう工夫がなされています。


お金
ソーシャルレンディングと呼ばれるもので、お金の貸し借りをP2Pで行う分野です。クラウドファンディングも該当します。必要なお金と借りたい理由を登校すると内容に応じて貸してが連絡をしてきます。金利などの交渉内容が合意すれば契約成立です。日本だとSBIsocial lendingがあります。
次にシェアリング・エコノミーのサービスを紹介します。


Airbnb

日本で広く知られ始めているシェアリング・エコノミーです。基本的にはマンションや家などの空いたスペースを貸すサービスです。カルフォルニア発祥で今では社会問題になるぐらいでAIRBNB専門の転貸案件が掲載されたサイトができるほどの規模となっています。マージンは地域にもよりますが設定価格の8%から15%ほど取られ、差し引いた額が利益分となります。

(Airbnb https://www.airbnb.jp/ から引用)


UBER

スマートフォンやGPSなどのICTを活用し、移動ニーズのある利用者とドライバーをマッチングするサービスです。低価格のサービスのUBER-Xなど種類があります。


UBER-X

主に低価格向けのカーレンタル代行サービスであるが個人で開業しているドライバーが多く、1時間における収入は20ドル言われています。年間平均年収は90000ドル、サンフランシスコでは7400000ドルであります。そのため米国等ではドライバー登録をして収入を得る個人ドライバーが増えています。AIRBNBのサービスと同様に利用者のホストに対する評価項目の策定、事前に登録したクレジットカードの電子決済などを設定し、利用者が安全に利用できるようにしています。


UBERは車によってランクが設定してあり、UBERX(エコカー)、UBER(TAXI) UBERBLACK(ハイヤー)、UBERSUV(ミニバン)、UBERLUX(高級車)と分かれています。東京ではUBERVLACK、UBERTAXI、UBERLUXの3タイプから選ぶことが可能です。スマートフォンを利用して移動希望者とドライバーをマッチングするサービス。

(http://find-travel.jp/article/29707 移動はUberでする時代!ところでUberって何?から引用)


LYFT

スマートフォンを利用して移動希望者とドライバーをマッチングするサービス。Facebookアカウントか電話番号でログインしやりとりを行います。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Lyft wikipediaから引用)


DPGVACAY

ペットのためのシェアリングサービス。ペットシッターの登録・利用が可能なサービス。

(http://www.usatoday.com/story/tech/columnist/talkingtech/2014/10/29/dog-vacay-small-business-opportunity/17686111/ DogVacay offers network of sitters for dogsから引用)


RELAYRIDES

使用されていない車をオーナーからスマートフォンアプリを通じて借りることができるサービス。米国で2100以上の都市、および300以上の空港で利用できる。

(https://www.google.co.jp/search?q=RELAYRIDES&newwindow=1&biw=1920&bih=907&site=webhp&tbm=isch&source=lnms&sa=X&ved=0CAoQ_AUoBGoVChMInYPFsaedyQIVISamCh07Dwe4&dpr=1#imgrc=xqL0eOJ6nMFNYM%3A RelayRides Adds $10 Million From Trinity And Looks To Expand Peer-To-Peer Airport Rentalsから引用)


TASKRABBIT

家事や日曜大工などの作業をアウトソーシングするためのウェブサービス

(https://www.taskrabbit.com/ TASLRABBITから引用)



これからのシェアリング・エコノミー


これらがシェアリング・エコノミーを代表するサービスです。
日本では主にAirbnbとUBERが広く普及し始めています。


Airbnbなどは旅館業法にかかると言われグレーゾーンとなっていましたが
国が日本でもオリンピックに向けて外国人観光者を受け入れやすくするため緩和を行いました。それによりこういった新しいサービスは新規参入しやすい業界となっています。


興味のある方はぜひためしてみてはどうでしょうか?

(http://sharingeconomies.jp/ シェアリング・エコノミー情報局から引用)

香月真大建築設計事務所/SIA (second international architecture) 主催/一級建築士 Curatorial Architect Second International Architecture SIA一級建築士事務所 済証無・図面無・旧耐震の既存ストック活用の実践をしています。

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