1月15日に始まった、小説家村上春樹さんの質問・相談サイト「村上さんのところ」は、大盛況のようで、1月20までに70通以上のメールに返信している。
村上さんは、メールを送る読者に対して呼びかけを行っており、
僕は返事を書くスピードはかなり速い方だと思いますが、
同じような内容の質問には、一人の方のメールに代表して答えさせていただくことが多くなります。ほんとうはみなさん一人ひとりにお返事を差し上げられるといいのでしょうが、そんなことをしていたら、たぶん夏の終わりまでかかってしまいそうです。
と、たくさんの読者からメールが届いている様子がうかがえる。
そんな中、村上さんと読者とのやり取りの中に興味深いやり取りを一つ発見した
1月20日の
もう小説を書かないのではないか
という読者からの心配に対して、
小説を書くというのは、生きることと同じです。これを書いちゃったから、もう生きなくてもいいや、なんてことはありませんよね。人はなにがあろうと生き続けるものです。それと同じ意味で、僕は小説を書き続けます。そして新しい場所に行こうと思います。そろそろ次の小説を書こうかなと考えています。読んでください。
と、「次の小説」を書く準備をしているとのことだ。
これは、大の村上春樹ファンである筆者も大いに期待するところだ。また、前々作「色彩のない多崎つくると、彼の巡礼の年」のときのような大行列ができるのだろうか。
次回作が待ち遠しい。
画像元:村上さんのところより http://www.welluneednt.com/ [リンク]