うちの親はたまに実家に帰ると、「また太ったねぇ」と言いつつ帰省した息子のためにハーゲンダッツを冷凍庫に備えている。
「こんなもの買われるから太るんだよなー」
「実家帰るたび太るわー」
と愚痴を言う私。
もう30近いこの歳になっても親には甘えてしまうものである。
さて、ここで、これを読んでくれている方にちょっとした算数の問題。
560-(7×親の年齢)=?
仮に親が60歳だとすると、答えは140になるが、実はこれ(盆と正月に実家に帰省して、年に7日間親に会うこと、親が80歳まで生きることを仮定として)、あと何日親に会えるか という日数を表したもの。
「年に1回くらいしか会わないわぁ」という人なら、必然的に会う日数は激減していく。
あれ、あれれ、おれって20代なのに母親とあと140日しか会わないの?
そう、自分の人生はまだまだ長くとも、親に会う日数として考えると、実はものすごく回数は限られているのだ。
果たして私たちは、あと何回親の肩を揉んでやれるだろうか。
「石に布団は着せられず」と言うが、まさに後悔先に立たずである。
さぁ子どもたちよ、今すぐ実家に帰って親の肩でももみなさい。
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