温暖化が進んで、南方系の感染症であるマラリアが日本で流行することが予想されている。実は日本にはすでにマラリアを媒介する蚊が広く生息している。そこに温暖化とマラリア患者の日本入国で、マラリアが流行する可能性がある。
また、蚊が媒介するもう一つの重要な感染症にデング熱がある。患者はすべて国外で感染し、媒介蚊のある種は国内に広く分布し、また別の種は日本のすぐ近くまで生息する、などマラリアと似た状況にある。大きく違う点が一つあり、デング熱の主要な媒介蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)は都市型で、身の回りにある水たまり(バケツの水、古タイヤの水、草花用の水、など)を好んで卵を産み付ける。
自然環境を好むマラリア媒介蚊とは異なり、デング熱媒介蚊は都市化の進行した現在の日本でも私たちを刺す可能性は高く、温暖化が進みデング熱媒介蚊の生息域が拡がると、輸入患者からの二次感染の危険性が増すと考えられる。
参考 Natioal Geographic news 気候変動で北極海の動物が病気に
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