以前は周囲を見渡してマスクをしている人を見ると、「あ、風邪かな?」「花粉かな?」など何らかの違和感を覚えたと思う。
しかし、昨今はどうだろう。
マスクをしていない人の方が多いのではないだろうか。
もちろん今年は、ウィルス、黄砂、花粉だけでなくPM2.5という有害物質が海外から大気の流れにより流入してきている。
それに伴い、健康被害を回避するためにマスクが大流行したのは確かだ。
しかし、それが最近になり、時と場所を選ぶことなく特に若い女性の間でマスク装着が大流行となっている。
その状態を伊達マスクというそうで、このキーワードでトレンド入りまで果たした。
さらにタレントや女優の間でもこの伊達マスクは流行し、今はオシャレなファッションにおいてもトレンド入りをしているというのが驚きだ。
老若男女同じ白いマスクでも若い女性の間ではオシャレで通っているのだから奇妙である。
ネット上では、柄物や、綿生地などでオシャレ度をアップさせたマスクも多く販売され始めた。
そしてそれは冬にとどまらず、夏マスクと言われる、サラサラの通気性の良い生地で作成されたマスクも登場している。
マスクがファッション化することで、ウィルスの拡散や健康被害が最小限にとどまるという事では非常にいいと思うのだが、その前に、どうかこのマスクが必要のない環境に一刻も早く戻ってくれることを切に願う。