「もうどう広告したらいいのかわからないので」KINCHOの斬新な広告が話題に

「もうどう広告したらいいのかわからないので」と考案された、KINCHOの新製品「ゴキブリムエンダー」の斬新な広告が話題になっている。

この広告は新型コロナウイルスの感染拡大により社会情勢が激変する4月中旬に決定、5月初旬に制作したもの。「KINCHO」のアルファベットにあわせて「Kタイプ=緊急事態・外出自粛などが、まだ継続している場合。」から「Oタイプ=おめでとう!コロナに打ち勝った!の場合。」まで6通りのシチュエーションにあわせ、それぞれまったく別のパターンの広告が用意されている。

それぞれのバリエーションはQRコードを読み込むことで閲覧でき、その一つ一つがユニークで手が込んでいる。それぞれが単体でも広告として成立するクオリティだから脱帽だ。

KINCHOのこの広告に対し、TwitterなどSNS上では大きな反響が起こっている。

「またキンチョウの広告がおもしろい。世の中の状況が日々変わるから、いろんなケースに合わせて6タイプの広告つくってぜんぶ載せてるw 本音のコピーは強いなぁ。」

「キンチョーの凄さを端的に言うとこういう企画が受け入れられる企業ブランドを作り上げたこと。
裏を返すと、もう普通の広告だとキンチョーらしくないってことに。」

「思わず全部QR読み取ってしまった…!
読んでもらう言葉や工夫、大切だなぁ~」

「withコロナの広告で一番本音で笑ってしまいました。笑」

「さすが大阪の会社」

たしかにウイルス感染の状況次第で社会も人心もコロコロ変わるこの時世にあって、広告を企画するのは至難のわざ。そこで手控えるのではなく、あえて斬新な発想力で時世に挑んだKINCHOに心から敬意を表したい。

※画像はKINCHO公式サイト(リンク)から引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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