2/20(木) 『まち映画を通じて春日部の街を元気にする会』の2日目。
昨晩、春日部に投宿した藤橋監督は、翌日も精力的にいろいろな方とお会いし、まち映画プロジェクトを進めていたらしい。多忙な合間をぬって母校・春日部高を訪問したりオシャレなお店で関係者とビジネスランチを囲んだりした様子が、監督のフェイスブックでも報告されている。オシャレなお店・・・うらやましいぞ。
さて『元気にする会』の席上では前日の『あおとんぼ』に続き同じ藤橋監督の作品『グラス★ホッパー』が上映された。初めて監督の映画を体験した方々にも藤橋作品のエッセンスは伝わったのではないだろうか。
『グラス★ホッパー』は群馬県の太田・大泉を舞台にラグビーを軸にして子供らの成長や親子の絆を描いた物語だ。出演者のほとんどが地元の子供たち。ご当地アイドルの活躍などもからめた1時間半ほどの作品だ。
この映画を僕もひと足早く1/12に見ることができた。前日のウィークエンド・ブランチで初めて監督とお会いし、明日渋谷で上映会があると聞いて何はともあれ実際の作品に触れてみようと思ったのだ。ふだん地元からあまり出ないので東京のど真ん中まで出かけていくのは気分的に大仕事だったけど。
当日は渋谷のスペース『光塾』で3時半からの回に入ることができた。映画の感想は別の場所でくわしく書いたが、とりあえず率直にいえば、想像していたほど「ご当地映画」的な印象はなかった。地元の名物の紹介などは最低限にとどめられているし、ストーリーがしっかりしているので一般の商業作品と比較しても立派に通用するのではないかと。逆にご当地PR用の映画だと考えて観た人は少々肩透かしをくったかもしれない。
渋谷の上映会では藤橋監督やプロデューサー、主人公の父親役で出演した濱本暢博さん、それと撮影の時よりも少し成長したように見えた小中学生の出演者らが舞台挨拶。客席にも地元から駆けつけた関係者の方が多く和気あいあいとした雰囲気だった。
群馬県太田といえば僕の地元からそれほど離れてない。その風景をにぎやかな渋谷の真ん中で目にするというのはなんか不思議な気分だった。上映後はなんとなく地元が恋しくなって(ほんとか?)、地下鉄と東武伊勢崎線を乗り継いで帰り道を急いだ。
このときはまだ、本当に春日部でまち映画づくりが発進することになるとは、思ってもいなかった。