2026年2月7日(土)、Niantic Spatialが開発運営を行う位置情報ゲーム『Ingress』を代表するイベントの1つ、指定された街を散策しながらスタンプラリー感覚で楽しめるリアルイベント「ミッションデー」が東京都日野市で開催された。
当日は雪の予報が出ていたのだが、多くのエージェント(プレイヤー)が訪問。
各自指定されたルートから好きなものを選んで、日野の街を散策した。
雪が降る印象深い街歩き
本記事では、全18ルートで構成されたミッションデー日野(以下、MD日野)の様子を筆者の目線でリポート。
どんなルートを選んだのか。
集合写真の会場に指定された、日野市生活保健センターまで散策を振り返る。
MDきっかけで学ぶ歴史
誰にでも得意不得意なジャンルがある。
筆者の場合は日本史というものに疎く、それが大好きなゲーム(某野望系など)であっても歴史ものは全力回避。
一方、映画やゲーム業界など好きなものの歴史には貪欲で、昔から両親にも「それくらい勉強熱心ならね」と言われてきた人生だ。
そんな筆者を約10年前、学ぼうという姿勢にさせてくれたのが『Ingress』のミッションデイという存在である。
【例えばこんなPR:MD日野広報アカウント】
#MD日野 まであと6日!
新選組副長、土方歳三像は高幡不動尊に置かれています。https://t.co/5MwaVKu937
みなさん当日のスケジュールはもう決まりましたか?
昨日の投稿でフライヤーを紹介してるのでそちらもご確認し検討してみてください。#FS日野#INGRESS#IngressFS pic.twitter.com/Jcahw1KCvq— 【3/7】FS麻布十番(東京)【2026】 (@INGRESS_XF_Ome) January 31, 2026
ミッションデーといえば、開催地の歴史に触れるルート(スタンプラリー)が必ず組み込まれている。
これが普通のゲームなら「やらない」の1択なんだけど、位置情報ゲームの場合はいわゆる“撮れ高”が必要だ。
現地に行くなら触れなきゃもったないし、触れるならある程度知っておく必要がある。
そして、2026年2月7日(土)まで時間を巻き戻す。
MD日野の広報アカウントによれば、新選組と関わりが深いらしい。
しかし当日は、正午過ぎから雪の予報。
午前中には要件を済ませて帰宅したいということで、筆者は全18ルートからNo7→8→9→1→2→3→集合写真会場という工程で当日に挑むことにした。
まずは、京王線の高幡不動駅の南口から始まる「MD2026:日野、高幡不動尊」というミッションを開始。
日野市は新選組副長の土方歳三や六番隊長の井上源三郎らの出身地、新選組のふるさととして知られる街のようだ。
筆者がこのルートを選んだ最大のポイントは、広報アカウントのポストで目にした土方歳三の銅像と五重塔の存在だ。
どうやら敷地内にある大日堂には、土方歳三の位牌や新選組隊士慰霊の大位牌なども展示。
歴史に疎い筆者でも彼のことは知っている(近年は『ゴールデンカムイ』の影響大)。
こうした点と点を結び、何かしらの発見と明確な体験を与えてくれるのがミッションの魅力だ。
日野の浅川を跨ぐふれあい橋
高幡不動尊で土方歳三の銅像を見た筆者は1度、高幡不動駅に戻り北口から「MD2026:日野、ふれあい橋」を開始。
このふれあい橋は、日野市を流れる浅川を跨ぐ万願寺歩道橋の通称だ。
浅川はみなさんご存知の歌「夕焼け小焼け」のモデルとなった、恩方から流れる多摩川の支流だそう。
ちなみに、「ふれあい橋 ロケ」などで検索すると有名なドラマのタイトルが出てくるので、是非チェックしてみよう。
土方歳三が生まれ育った石田村
ふれあい橋を渡って、次に選んだミッションはその名もズバリ「MD2026:日野、土方歳三の生誕地、旧石田村」。
その終着点にある真言宗石田寺とその一帯は、かつて石田村と呼ばれ、土方歳三が生まれ育った場所なんだという。
その道中には土方歳三の生家跡地(土方歳三記念館)があり、敷地内には土方歳三の胸像もあるようだ。
こちら、現在は一般のお宅いうことで、一般開館は限られた曜日のみに限定されている。
興味のある人は、是非事前に確認を取ってから訪問しよう。
その後は、日野市内に点在するミッションを事前に決めたルートで散策。
当日同時開催されていたファーストサタデー日野(以下、FS日野)のチェックイン開場であり、集合写真の撮影エリアにもなっていた日野市生活保健センターを訪問。
続々と集まるエージェントたちを迎えるように正午前から降り出した雪は、どんどんと勢いを増していく。
多くのエージェントがMD日野を終え、もしくは両立するカタチでFS日野にも参加。
雪に恐れて、はなから午後イチで撤退を考えていた筆者とは大違いだ。
そんなわけで筆者のMD日野はこれにて終了。
位置情報ゲームは数あれど、訪問するスポットにちゃんと興味を持てるタイトルは少ない。
とくに『Ingress』の場合、スポット=ポータルに触れることが大前提であり、そこにどんな意味があるのかを意識する機会が多い。
そんな意識、興味をよりかき立ててくれるのがミッションデー(通常のミッションを含む)であり、唯一無二の散策アプリだと思う。
今回挑んだMD日野のミッションは今後もチャレンジできるので、興味のある人はぜひ訪れてほしい。
■追記:側溝に興味津々
当日目を引いたもう1つの存在、それが各所に設置されている側溝の柄だ。
よく見ると、鳥があしらわれている。
帰宅後、調べてみると日野市の市鳥がカワセミらしく、それがデザインされているようだ。
なんだか思いも寄らない発見ができて得した気分になった。
P.N.深津庵
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