【起業のイメージが変わる】起業家たちが起業した理由まとめ

  by AIRYMAN  Tags :  

日本の起業率はどのくらいかご存じですか?

答えは4%。
※参考

・中国、米国12.8%・イギリス9%・韓国6.6%・フランス5.2%・日本4%(2012年度)

先進国の中では、圧倒的に低い数字です。

最近、『一万円起業』なんていう本が話題になっているように、

インターネットが普及したおかげで、それ以前よりもビジネスを始めることにコストが掛からず、

アイディア一つで誰もが起業できる時代。というのは、既に皆さんご存じのとおり。

あとは、日本人の起業に対する「心理的ハードル」が下がってくれば、もっと「起業しやすい国」へと変わっていくのではないでしょうか。まぁ、確かに起業することが、「リスク」だと考えることは当然ですが、あまりにもリスクに目がいってしまう日本人の体質は、起業を目指す人にとっての足かせになっているのではないでしょうか。

僕の周辺でも独立する人が増加傾向にあったり、世の中的な視点で見ても20代前半や10代でも起業するなんていう話も耳にします。僕は、起業家たちの動機に関心を持ち、今回このような記事を書かせて頂くわけです。

そこで、今回は皆さんのストーリーをシェアするという新しい体験を提供する今話題のSTORY.JPに寄せられた起業家による投稿のうち、起業家たちが起業した理由をピックアップし、まとめてみました。

これを読めば、「起業なんて私に関係ないよ」と思っている人も起業が身近に感じてくるかも?

 

Paperboy&co.創業記 VOL.1:ぺパボ創業からバイアウトまで

『連続起業家』家入一真さん http://storys.jp/story/3422

家で仕事が出来て、仕事をしながら子育て出来ればそれでいいやと思ってた。当時サラリーマンをしてたんだけど、中学2年から引きこもり、対人恐怖症気味だった僕には、定時出社や同僚とのコミュニケーションが苦痛でしようが無かった。サラリーマンを辞めたいが為の起業。どちらかというと逃げ腰、後ろ向きの起業だった。

 

Pixiv作ったときの話

イラストコミュニケーションサービスを展開するpixivの開発者 上谷 隆宏さん http://storys.jp/story/1292

そして、当時もう会社で働くのが嫌になったので会社をやめ、
約2年ほど、貯金を切り崩し、たまに働いたり、、、
でも基本アニメだけ見て暮らしてました。
イラストを使って何かできないかと思い始めました。

(中略)

自分でサイトを探し、良いサイトがあればブックマークをして、毎日全てのサイトを回る(大概更新されていない)という日々でした。
イラストを見たいのにイラストにたどり着くまでの距離が長く、
HPについたとしてイラストがどこにあるのかわからなかったり、好みのイラストではなかったり・・・
そんな感じなのが嫌で何かできないかと。

 

フランスで起業をするということ(1)それは思いつき。

パリでお好み屋さんを経営 田淵 寛子さん http://storys.jp/story/4043

遡ること3年。
2010年の9月19日、本当であれば私はウエディングドレスを着て、
両親や、沢山の友人に囲まれているはずでした。

(中略)

挙式予定日が近づいてきたある日、彼女が提案してくれました。
『何かイベントしなきゃ、気が紛れないでしょ?』と・・・。
そうして、ホームパーティを開くことになりました。
いざ、開催してみると、1LDKの家には25人のお客様。
なぜか、彼女の友人の方が多く、半数はフランス人。

もう粉物しかない!!
そんなこんなで作ったのがお好み焼きでした。
お好み焼きは、思いの外好評で、

「パリにお好み焼き屋ないからやればいいよ!!」

「そうだそうだ!!」

みたいなノリで、パリでお好み焼き屋をすることに夢を馳せたのでした。
まさか、それが本当になるとは思いもよらず…。

 

鬱病で半年間寝たきりだった僕が、PC1台で世界を飛び回るようになった話。

旅をしながらPC1台で旅資金を稼ぐ「パワートラベラー」阪口 裕樹さんhttp://storys.jp/story/5258

社会人二年目で鬱病になった僕は、自殺未遂で身体がおかしくなり、起き上がることすらできなくなっていました。

(中略)

そうだ、僕にはまだやり残したことがある。あの時の屈辱をまだ晴らしていないじゃないか。
よし、世界に出よう。そして、世界を舞台に青春をするのだ。
僕はただ、それだけの気持ちに従って、起業することにしました。

転職より起業を選んだ理由

株式会社ブロック・ラボ CEO 川原崎 晋裕さん http://storys.jp/story/1920

僕は、起業するリスクと転職するリスクを比べた結果、起業することにしました。

 

会社を辞めて、フリーランスで仕事した後、スタートアップで働いてみる。

会社を2年弱で辞めてフリーランスに Okuma nozomiさん http://storys.jp/story/1920

会社を辞めてみたもののどう食べていけば良いのか分かりませんでした。

とにかく色々な人に会って、話をしました。
不思議と一人で何ができるか考えている時よりも、自分のバックグランドを話した相手の方が私にできる事を提案してくれる事が多いように感じました。

私は海外生活が長く、英語が得意です。
「翻訳できるなら、頼みたいんだけど?」

きっかけってどこにあるか分かりません。
引き受けられる依頼は全て引き受けました。
翻訳経験なんてありませんでしたが、良い仕事ができるよう頑張りました。

Googleを辞めたのは

株式会社フリークアウト 佐藤 裕介さん http://storys.jp/story/623

Google の採用試験を受けている時、 1 日 1,300 通の履歴書が Google には届いていました。Google で仕事をすることは、それだけの人にとって「やりたいこと」なわけです。たくさんの人がやりたいわけですから、そこで稼ぐことは少しずつ難しくなります。やりたい人が多い仕事で稼ぐにはその人たちが「できない」ことをするより他ありません。

(中略)

人がやりたくないことを僕自身は「やりたい」と思ってる、みたいな夢のような出会いはないかなーと考えることにしました。

 

まとめ

起業するきっかけは人により様々。

もちろんここでご紹介したのは、ほんの一部に過ぎませんが、「会社勤めが嫌だ。」「婚約破棄後にフランス人が集まるホームパーティ」「鬱病」など、わりとネガティブなことがきっかけで、起業したというのは意外な発見でした。

人生、いつ転機が訪れるかわかりません。

ここに出てきた方のようにいきなり会社を辞めて、起業するというのはなかなかリスキーかもしれません。しかし、働きながらも週末起業的な形で、ウェブサービスを立ち上げて、マネタイズする方法を学べば、あなたも起業家になれるかもしれません。

そして、日本がもっと起業しやすい国になる日もそう遠くはないのかも。

フリーター→大手広告代理店→フリーランス。 ビジネス系の記事中心。就職・転職、働き方や生き方の記事が中心。 その他、新書の書籍紹介等を行っています。

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