ポーランドの首都ワルシャワで開催されている、国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)。
COPとは、締約国会議(Conference of the Parties)の略。今回は気候変動枠組条約(United Nations Framework Convention on Climate Change、略称:UNFCCC、FCCC)に関する締約国会議である。
地球温暖化問題に対する国際的な枠組みを設定する会議で、大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタンなど)の増加が地球を温暖化し、自然の生態系などに悪影響を及ぼすおそれがあるとし、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ、現在および将来の気候を保護することを目的とする。気候変動がもたらすさまざまな悪影響を防止するための取り組みの原則、措置などを定める。
11月11日、ポーランドの首都ワルシャワで始まった国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)では、フィリピンを直撃し、死者1万人と推定される観測史上最大規模の超大型台風30号「ハイエン」について、同国政府のサニョ代表が涙を流しながら17分超の大演説を行った。