岡本信彦さん、内山昂輝さん、ファイルーズあいさんが登壇!「#クソが失礼」でトレンド入りを目指す!?『デッドアカウント』先行上映会&舞台挨拶レポート!!

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2026年1月より放送を開始するTVアニメ『デッドアカウント』の先行上映会が2025年12月20日、東京・ユナイテッド・シネマアクアシティお台場で開催された。

本イベントでは本編第1話および第2話の先行上映に加え、縁城蒼吏役・岡本信彦さん、霞流括役・内山昂輝さん、漆栖川希詠役・ファイルーズあいさんといった豪華キャストによるトークショーも実施。アニメの内容についてはもちろん、第1、2話での印象的だったシーンや、アフレコ時のエピソードなどが明かされた。

本記事では、トークショーの様子をダイジェストでお届けする。

『デッドアカウント』あらすじ

死者のSNSアカウントってどうなると思う?
未練を残した亡者のアカウント(デッドアカウント)は、やがてデジタルの幽霊――化け垢として現世へ蘇る……。

縁城蒼吏は、妹・緋里の治療費を稼ぐため、炎上系配信者『煽りんご』として日々配信活動をしていた。
しかし、とあるきっかけで電能に開眼した縁城は、怪しい噂の絶えない『弥電学園(みでんがくえん)』へと連れられる。
そこはインターネットの普及と共にデジタル化してしまった幽霊を祓う、新時代の霊媒師を育てる学園だった!
燃やして叩いて祓う、現代式除霊バトルアクション開幕!

SNS時代の新感覚バトル――キャスト3名がキャラクターや見どころを語る

キャストトークは、本編第1、2話の先行上映直後に、岡本信彦さん、内山昂輝さん、ファイルーズあいさんが登壇してスタート。作品のあらすじや原作漫画(マガジンポケットにて連載中)の紹介などが行われたあと、各キャストが「作品の第一印象について」というテーマで語っていく。

インターネットの普及とともにデジタル化してしまった幽霊を祓う現代式除霊バトルアクション作品という、個性的な世界観を持つ本作。岡本さんは「新しい切り口の能力バトル」だと回答。インターネット上の性格が能力に変わるため、「じゃあ自分は何系になるんだろう」と想像が膨らむという。

内山さんは、第1話がシリアスな能力バトルもの、第2話がギャグパートもある学園もの要素を持ち、どちらも合わせて『デッドアカウント』の魅力だとコメント。1、2話の両方を上映したことで、その魅力を伝えられた良い上映会だったと振り返った。

ファイルーズさんは、コミックスPVのときからこの3人の声優が続投だったことに触れつつ、SNS全盛期の今を生きる世界観に「なんて前衛的な設定なんだ」と感動を覚えたと明かす。SNSを使っていない人なんていないほど普及しているからこそ、岡本さんと同じく「自分だったらどういう能力なんだろう」という想像を掻き立てる内容、キャラクターになっていることに惹かれたと熱く語った。

続いてのテーマは、それぞれが演じるキャラクターについて。

岡本さんは、縁城蒼吏について「感情表現は(登場キャラクターのなかで)一番豊かな存在なのかな」とコメント。1話前半に関しては”煽りんご成分”が強いが、実はまっすぐピュアで妹思いの良い子であることがわかるため、「どちらかといえばそっちが本性なのかな」と分析した。ちなみに、本作の取材で「(演じたキャラクターと)似ているところはありますか?」と聞かれた際、炎上系が苦手な岡本さんは、考えた末に「スイーツが大好きなところ」の一点張りで突き通したというエピソードも披露された。

続いて内山さんは、霞流括について「真面目に行こうとするも、すぐにはみ出してしまう印象のキャラクター」だと語る。見た目はクールなイメージだが、熱くなるときはとことん熱量を込めてほしいという制作陣からのオーダーがあり、自分が想定していた演技プランを変更したという。現在、公式サイトなどでプロフィールも公開されているが、そこに至るまでも色々と事情があるようで、今後の展開に期待してほしいと呼びかけた。

漆栖川希詠について、ファイルーズさんは「結構サバサバしていそうな見た目のわりに粘着質なところが魅力」だと語る。推しの瞳の中に映った景色から女性の影がないか探したり、場所を特定したりと、そういった粘り強さが魅力的だという。能力もそれに沿ったものだが、1、2話の段階では縁城のことを警戒しているため、まだ全容は見せていない。ただ、心を開いてくると可愛らしい一面もあるので、そこにも期待したいところだ。ちなみに、芋けんぴを常備している漆栖川のアフレコを行ってから、ファイルーズさん自身もハマってしまい、ずっと食べているのだとか。「オンエア時はぜひ芋けんぴを用意してほしい」と話すと、会場からは笑いが起きていた。

そのほかの気になるキャラクターについて、岡本さんは主人公のクラス担任である痣木宵丸を紹介。お茶目さがありながらも強く頼もしい、能力バトル作品には欠かせない先生ポジションであると評した。

続いて内山さんは、主人公のクラスメイト「灰島ひより」をピックアップ。”このバージョンもあるんだ”という意味深なコメントを残し、今後の展開に期待してほしいと語った。

ファイルーズさんは、名前の漢字や響きにネットでの姿のヒントが隠されていると話し、一階甲組の「亜科伴」や「草場恵流」など、ネット用語やスラングをイメージさせるキャラクターを紹介。さらに一番の推しとして、「分かりやすくこういう系のキャラクターが好き」という理由で「鋭義泥」を挙げた。

続いてのコーナーでは、登壇キャストがあらかじめ選んだアニメ1、2話の印象的なシーンをピックアップして紹介。

岡本さんが選んだのは、第1話から(主人公の)妹の秘密が明らかになるシーン。主人公がメッセージアプリでやりとりしていた妹は、実はすでに死んでいたという衝撃的な展開に、驚いた方も多いはず。また、メッセージのやりとり自体が不憫で、しかしながらそこにすがるしかなかったという辛さも相まって、このシーンを挙げたという。1話のなかにどんでん返しが盛り込まれたことは、内山さんやファイルーズさんにとっても衝撃だったようだ。

ちなみに、ファイルーズさんはコミックスPV時に妹・緋里の声を担当していたという。それゆえに「化け垢」になったときの豹変ぶりが、縁城の今まで積み重ねてきた無邪気さと重なって、より切ないシーンになったと語った。

内山さんが選んだシーンは、2話の縁城蒼吏と霞流括のバトルシーン。様々な武器を使用するバトルスタイル、そして霞流らしい口の悪さが炸裂し、「クソが!」以外にも酷いことを言う姿が描かれている。普段言えないようなセリフが多いため、演じていて気持ちいいかと聞かれた内山さんは、「いやいや」と反応しつつ、「もしかしてそこで発散しているのかな……」と自分を見つめ直す一幕も見られた。

ファイルーズさんは、1話より「妹を殺さないでくれ」と訴える縁城蒼吏と、それに対して言葉を放つ霞流括の掛け合いシーンをピックアップ。「霞流はクールなキャラクターだと思っていたのに、ガンガン熱いことを言ってくれる」と語り、「なんとか折り合いつけて生きていくしかねえんだよ!」という言葉は、視聴者のみんなにも刺さる部分があるのではないかとコメント。そして、縁城と霞流は、こうやってお互いを高めていく存在になるんだろうなと感じさせるシーンだと評した。

今回のキャストトークはここで終了。最後の挨拶では、放送当日にハッシュタグ「#クソが失礼」のトレンド入りを目指すことが決まり(?)、登壇キャストそれぞれの方法を楽しみにしてほしいと語って、イベントは幕を閉じた。

作品概要
『デッドアカウント』
■STAFF
原作:渡辺 静『デッドアカウント』(講談社「マガジンポケット」連載)
監督:齊藤啓也
シリーズ構成:広田光毅
美術監督:藤井星夏・山根左帆(草薙)
撮影監督:芹澤陽香(旭プロダクション)
色彩設計:阿野栄太郎
編集:上野勇輔(柳編集室)
音響監督:納谷僚介
音楽:井内啓二
音楽制作:日本コロムビア
アニメーション制作:SynergySP
OPテーマ:五十嵐ハル「デッドエンド」
EDテーマ:金子みゆ「来世はどうせ」

■CAST
縁城蒼吏 CV.岡本信彦
霞流括 CV.内山昂輝
漆栖川希詠 CV.ファイルーズあい
羽住蓮理 CV.花江夏樹
灰島ひより CV.Machico
柄本成彦 CV.鈴木崚汰
痣木宵丸 CV.佐藤拓也
鋭義泥 CV.今井文也
輪狩実 CV.佐藤 元
草場恵流 CV.内田真礼
大和田一狐 CV.熊谷健太郎
滑川霧 CV.宮﨑雅也
亜科伴 CV.福山 潤

■放送情報
テレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠:2026年1月10日(土)より毎週土曜夜11時30分~放送開始
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承下さい。

■配信情報
<先行配信>
2026年1月10日(土)より毎週土曜深夜0時~
Lemino/U-NEXT/アニメタイムズ/アニメ放題

<一般配信>
2026年1月13日(火)より毎週火曜深夜0時~ 以降順次開始
ABEMA、Amazon Prime Video、AnimeFesta、DMM TV、d アニメストア、FOD、Hulu、J:COM STREAM、milplus、music.jp、Pontaパス、TELASA、TVer、カンテレドーガ、ディズニープラス、ニコニコ(ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル)、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、ふらっと動画

※配信開始日時・配信期間は配信サービスによって異なる場合がございます。取扱いは配信サービスにてご確認ください。

■公式サイト・公式SNS
アニメ公式HP:https://dead-account.com/
アニメ公式X:@DDAC_WM(https://x.com/DDAC_WM)
アニメ公式TikTok:@ddac_anime(https://www.tiktok.com/@ddac_anime)
マガジン公式HP:http://www.shonenmagazine.com/
マガジンポケット:https://pocket.shonenmagazine.com/

■原作情報
講談社「マガジンポケット」にて好評連載中!
原作コミックス1~12巻好評発売中!

©︎渡辺静・講談社/「デッドアカウント」製作委員会

sasuke_in

元・秋葉原のフリーペーパー&情報サイトの編集・ライター。現在はフリーライターとしてゲーム、アニメなどの記事を中心に執筆。『プリコネR』や『ウマ娘』、アクアプラス作品をこよなく愛す。

Twitter: sasuke_in