米沢牛で有名な山形県米沢市には、米沢牛ユッケや米沢牛レバーがあるのではないか。いつも赤身ばかり食べているけど、ユッケやレバーもあるのではないか?
孤独に一人焼肉 / 山形県米沢市の「焼肉みよし」
ということで、地域住民が愛する間違いない焼肉店「焼肉みよし」(山形県米沢市駅前3-2-23)に行ってみた。結論からいうと、あった。米沢牛ユッケと米沢牛レバーがあった。そしてこの店で、魅惑の焼肉体験をすることになるのだった……。
店頭にはオススメのメニューが掲示されている。
そこにもハッキリと「米沢牛レバー」と書かれていた。
しかも激安価格の580円。
信じられない。
違う世界戦に来てしまったか。
本当に580円なのか。
本当っぽい。
これは期待しかない。
事前に予約していたので、スムーズに着席。
店員さんに案内をされてカウンター席に座る。
たぶん、カウンター席は1~2人向けっぽい。
ちなみに、筆者がオープン時間に行ったときは、客は2人だった。
でも、数十分後には、満席になっていた。
わかる、雰囲気も良いもの。
なにより、おいしそうだもの。
そして、素晴らしすぎる焼肉体験をすることになる。
……のだが、今回は米沢牛ユッケと米沢牛レバーに焦点を絞ってお伝えしたい。
目の前にやってきた米沢牛レバー。
キラキラと輝く米沢牛レバー。
約束された美味しさがそこにある。
さっそく米沢牛レバーを鉄板で焼く。
「焼肉みよし」の鉄板は中央部が円形になっていて、そこに脂を塗ってから焼く。
レバーは軽く焼くだけという人は少なくないが、筆者はよく焼いたレバーが大好物。
ということで、よく焼く。
ちなみに、鉄板が円形なので、肉が端っこに落ちそうになる。
でも、肉を表面に張り付けるように焼くと、落ちにくい。
攻略した!
米沢牛レバーを最高の飲み物で堪能したい。
ということで、「焼肉みよし」が推している赤ワインをオーダー。
これで米沢牛レバーと米沢牛ユッケを楽しむことにする。
米沢牛レバーが焼けた。
なんともイイ感じに焦げ目がついて、俺好みのもの。
一人焼肉の醍醐味は、自分が好きな焼き加減で、自由に、勝手に食べられる点。
ここに、軽くサッと焼く派の人はいない。
しっかり焼いて、香ばしく仕上がった米沢牛レバーを食べる。
良すぎる。
くさみはいっさいなし。
そこにあるのは、しっかり火を通しても柔らかく、それでいて薫り豊かな米沢牛レバーの旨味のみ。
そうか、この限りなく上品で繊細ながら、レバーの良さだけを凝縮したかのような質が、米沢牛レバーの魅力なのか。
これはいいものだ。
そして、米沢牛ユッケ。
そもそも、筆者、米沢牛はほとんど食べたことがない。
なのに、赤身をスッ飛ばして、本場の米沢で米沢牛ユッケを食べようとしている。
いいのか、そんな、免許取りたてなのにサイバートラックに乗るようなことをして。
目の前にやってきた米沢牛ユッケは、しっかりと炙られて仕上げられていた。
新鮮でおいしいだけでなく、安心安全ということか。
卵黄とユッケをよく混ぜて、トロットロにして、食べる。
なんか、ユッケって、このかき混ぜているときも、楽しいよね。
かき混ぜまくりたい。
……その味、良い、良すぎる(しみじみ)。
タレが極めてディープな薫り高さを主張。
卵黄のマッタリとした尾を引くコク。
それらの要素が、米沢牛ユッケの濃い旨味を増幅。
さらに米沢牛ユッケを炙っていることにより、ほのかに香ばしさを感じる。
たまらないユッケの黄金比率がここにある。
撮らせてくれたお店の皆さんに感謝。
ごちそうさまでした。

