ヒカキンの『みそきん』に対抗したヒカルのラーメン『みそる』を食べた結果→

人気ユーチューバーのヒカキンさんが日清と共同開発した味噌ラーメン『みそきん』。それに対抗して出したといわれている、人気ユーチューバーのヒカルさんが開発した味噌ラーメン『みそる』。すでに『みそきん』は大人気で高い評価を得ているが、『みそる』はウマイのか? 実際に食べてみることにした。

ちなみにヒカルさんはヒカキンさんの『みそきん』を「その辺にありそうな味噌ラーメン」「オリジナリティない」「リピートしない」「高い」と酷評している。

人気ラーメン店『ばんから』とヒカルさんのコラボ

ヒカルさんの『みそる』が食べられるのは、人気ラーメン店『ばんから』の一部店舗。つまり『みそる』はばんからと共同開発したことになる。つまりベースとなるスープや麺などの技術は「人気店の味」に乗っかるかたちになるので、よほどのことがない限り「まずい!」と思うことはあるまい。

『みそる』ライス付きで税込1200円

今回は『ばんから 池袋東口店』(東京都豊島区東池袋1-13-4)で食べた。店頭には『みそる』の看板が掲示されていた。

券売機にもポップがあり、ばんからとしてもイチオシしたい新作ラーメンのようである。さっそく『みそる』の食券を購入。ライス付きで税込1200円。企画モノのラーメンとしては高額すぎない印象。

「ヒカルのブランド料金」は1杯400~500円くらいか

待つこと数分、テーブルにライスと『みそる』がやってきた。

目視で確認できる具は小エビ、極薄チャーシュー、メンマ、もやし、キャベツ、海苔。

食材はかなりチープなので、そう考えると企画モノラーメンなのに1200円なのも納得。憶測でしかないが、本来700~800円くらいのラーメンに「ヒカルのブランド料金」を400~500円くらい上乗せした感じか。

しかし重要なのは味。味が極まっていれば「チープな具でも1200円はコスパが良すぎる!」と思えるかもしれない。

この『みそる』いいぞ! うまい

箸を丼の深部にまで沈めて麺をサルベージ。ズズッとすする。ウホッ♪ コレいい味噌ラーメン! くるくるくるくる、ガツンとくる味噌のパワフルな芳醇なコクがくる! 本場北海道のコクが極めて強い味噌ラーメンを食べているかのような味噌ならではの旨味とコクを感じる。

スープを飲むと強烈なほど濃厚。味噌だからこそ、いや、味噌でしか出せない薫り高さを堪能できる。この『みそる』いいぞ!

海苔で麺を包んで食べると、これもまた美味。海苔のジワッと広がる磯感。たまらない。

強烈な塩気が味覚と喉を猛烈に包み込む

しかし、感動したのは2~3口までだった。突如としてグッと強い塩気が味覚を覆いだすのである。そう、途中から芳醇さやコクよりも、強烈な塩気が味覚と喉を猛烈に包み込む。

シンプルに言えば、塩辛いのである。とことん塩辛い。しょっぱいもの大好き人間がいる秋田県生まれの筆者は塩辛いもの大好きなのだが、そんな筆者でも、この塩辛さはまいる。ノックアウト寸前。

単調で強烈な塩気が延々と続く

極上なのは最初だけ。あとは単調で強烈な塩気が延々と続く。その塩辛さを緩和するためにあると思われるライス。確かにその考えは正しい。

ライスをレンゲにのせ、スープに沈めて食べれば確かにウマイ。だがしかし、それでも強烈な塩気を緩和することはできなかった。ライスの旨味と甘味でも叶わないほどの塩気。海水を飲んでいる感じ。食べ終えたころの血圧、測ればよかった。

ちなみに、追加でニンニクを入れてはいけない。より刺激が強くなる。塩気が強調される感じがする。

ばんからのラーメンはニンニクを入れてこそうまくなるが、『みそる』に関しては入れるべきではない。

でも『みそる』がダメだとは思わない

とはいえ、この『みそる』がダメだとは思わない。現実として、最初の2~3口はその味噌が奏でる芳醇な薫り高さを楽しめたのだから。

よって、この『みそる』は500円くらいの価格で量を1/3ぐらいにし、ミニミニラーメンとして売ればよいのではないだろうか。他のラーメンに添えるお試しラーメン、またはチョイラーメンとして。2~3口で食べきれる量がベスト。それが『みそる』の魅力を活かせる最適な形だと思うが、皆さんはどうお思いだろうか。以上、レポっす。


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