現在、日清食品から「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? きつねうどん」という商品が発売されています。
ラーメンスープを使ったどん兵衛きつねうどん
こちらはその名の通りラーメンのスープを使ったどん兵衛きつねうどん。これまでに変わった味のスープを使ったどん兵衛は何度も発売されてきていますが、今作はありそうでなかった“ラーメンどん兵衛”です。
良くも悪くも結局はどん兵衛
気になるその味はというと、あくまで個人の感想ですが結局はどん兵衛きつねうどんだなあと。
確かにスープは鶏油がきいていて、かつおだしのおつゆと融合した和風ラーメンといったテイストになっている気がするんですけど、いかんせんどん兵衛の麺の存在感が強すぎちゃう。
まずスープをズズズと一口。「これは随分と上品なラーメンスープじゃないか!」と盛り上がり、でも麺をひとすすりすると「やっぱりどん兵衛だな」と夢から醒めてしまう。さらにお揚げを食べたら完全にいつものどん兵衛ワールド。おいしいっちゃおいしいんだけど、なんかちょっともったいない。
麺をラーメンの麺に替えてみた
せっかくよくできた和風ラーメンスープなんだし、麺にコレジャナイ感を感じてしまうので、やっぱりここはラーメンの麺で食べるべきなのではないでしょうか。
そこで市販の中華麺を買ってきて茹で、麺を食べ終えた“ラーメンどん兵衛”の中に替え玉として入れて食べてみることにしました。
スープの秘めたポテンシャルが完全に開花!
するとどうでしょう。まるで水を得た魚のように“ラーメンどん兵衛”のスープが輝きを放ち始めました。どん兵衛の麺じゃなくてラーメンに替えたことで違和感が払拭され、脳みそが混乱することなくスープの味を受け止め始めます! ぬおおおっ、これはウマい!!
ラーメンのスープを引き立たせるために必要だったのは圧倒的なラーメン感。WBC日本代表の栗山監督がどんなに優秀な監督だとしても、剣道の防具をつけていたら違和感しか生じませんよね。野球のユニフォームに着替えることで伝わる名将感。まさにそんな感じ。
きっと麺を替えるほかに、メンマや焼豚、味玉などのラーメンらしい具とか、背脂とかニンニクを足すことでもラーメン感を増幅させることはできるだろうけど、とにかくラーメンらしさをブーストさせることで一気に美味しさが開花するのです。ウマい、ウマい!!
脳が一度ラーメンだと認識してしまえば、どん兵衛のアイデンティティであるお揚げもラーメンの具として受け入れられました。鶏油の風味をまとったお揚げ、これもジューシーでウマい。ラーメンの麺と一緒に食べるとさらにウマい。
ちなみにお揚げのほかにはナルトが入っているんですけど、これは重ねて食べるとかなり本物のナルト感が出ます。分厚くて柔らかいナルト、最高だ。
とにもかくにも麺をラーメンの麺に替えると最高にウマい。スープの美味しさに気づけます。麺を替えたら損した気がするという方はぜひラーメンらしい具をいっぱいトッピングしてみてくださいな。