男のマニュキュアはその後どうなった?耐久性や女性の評価や隠れた技を紹介!

  by 古川 智規  Tags :  

以前に男性用のマニュキュアを使ってみた記事を書いたが反響が大きく、その後の耐久テストも兼ねて使用してみた。そして気が付いた点や、その後の評判等を書いてみる。今回も引き続きマンダムの男性用マニュキュアを使用した。

※参考記事
男児たるものネイルなんて…いや「昔取った杵柄」でプラモデルの塗装技術を生かせるか!
https://rensai.jp/404437 [リンク]

お絵描き自体は難しくない!

色を塗るだけであれば、前記事でも述べたが昔取った杵柄で、プラモデルを塗った経験や技術をお持ちの方であればどうということはない。最近の若い女性は自分では塗らずにネイルサロンでやってもらう方も多いので、もしかしたら女性が塗るよりもうまいのかもしれない。
そしてお絵描きは「絵筆」を用意することになるが、100均でも売っているので女子高生の目を気にしながら購入してもよいし、こり始めると専用のものを購入することになろう。

色が少ないことと、あまり派手にやってしまうと若い男性なら構わないが、かえって変な目で見られかねないのでお絵描きはほどほどに、しかし抽象的な模様ではなく「絵」にすると見た女性も当てたくて仕方がない状況になるらしく、それだけで10分は話題に事欠かない。

イメージをしてもさすがに細かい絵は描きにくいので、デフォルメしたり省略したりして工夫をすることになろうが、それを考えるだけで簡単に1時間は経過してしまう。何事ものめり込み過ぎには注意しよう。

爪を伸ばすメリットとデメリット

さて、絵を描いていると作品を描くカンバス(要は爪の面積)が小さいことに困惑することになろう。その際には爪を伸ばすしかないのだが、これは普段伸ばす習慣がない男性には困難が立ちはだかる。
第一に爪が弱くて上下に割ける、または縦方向に割れてしまうことがある。爪は健康のバロメータとは言うが、栄養の問題なのか単に爪が弱いのかは定かではないものの、先端が割れると繊維に引っ掛かるので服を破損する危険がある。またスマホを触る際に指よりも爪が先に当たってしまい「カツカツ」と痛い思いをする。これは慣れだが、身近な女性に教わるといいだろう。

そして爪の表面が荒れている場合は磨いてツルツルにする必要があるが、爪やすりを使用してはいけない。やすり掛けをするのはあくまでも先端の形を整えるためあって、あまり爪の表面を磨いていると爪はがしの拷問と結果的に同じになる。薄くなった爪が伸びるまで数か月間、絆創膏を巻くことになりネイルどころではなくなる。
ではどうしたらよいのかというと、身近にあるもので思いっきり磨くことができる。それは「レシート」だ。最近のレシートはほぼ感熱記録紙になっている。この感熱紙の表面は目に見えない程度の凹凸がありそれで磨くことによりピカピカになる。試しにネイルをしなくても構わないので爪をレシートで磨いていただきたい。ピカピカになる。そして記者の「長年」の調査の結果、最適な感熱記録紙は「銀行ATMの利用控え」だとの結論を得た。紙質も良く強いので簡単にはへたることがない。しかし爪先を磨きすぎると刃がついてしまい、自傷事故になるのでこちらも注意が必要だ。
一方で、メリットは爪が長いことにより指が長く見え、見た目がスマートになるということだ。証言によると女性は結構指を見ているので、指がきれいで明らかにネイルをしていると気になるということだ。男性同士でもそういう場面はあったので間違いないだろう。

4層式で描いてみた!

複雑で派手なネイルはできなくても、4層構造で描けば1回の塗工程で4週間は持つ。もっとも、爪は伸びるので付け根のから徐々に新しい爪が「生えて」くるので、そこは追加で塗り足すかあきらめてリムーバーで落として塗りなおすかどちらかの選択になる。
筆と薄めるための溶剤と、適当な容器を用意すれば準備はOK。まずはクリア系のマニュキュアをすべての指に塗る。これは第1層目で、お絵描きをしない指はこれで終了だ。
次にお絵描きをする指だけにバックとなる色や模様を描く。思いっきり薄めたシルバーを筆で飛ばして星空を描くといった水彩画の技法を使ってもいい。その際はマスキングテープを使うと良い。本来の使い方だ。3分で乾くが、できれば30分は放置したい。これが第2層目だ。

そして第3層目の絵を描く。記者はてんびん座なので、てんびん座のマークと実際の星座配置イメージを描いてみた。小指は純粋に彗星のイメージだ。

この絵を描くときには溶剤でマニュキュアを適度な濃度に薄めると筆で書きやすいし、重ね書きも可能だ。乾燥時間は薄めているので長めに取った方が仕上がりが良い。最後の第4層目はせっかく描いた絵がはがれないように、もう一度クリア系のマニュキュアを塗って保護層とする。これで術式終わりだ。

記者の指を見たたいていの女性は「何か塗ってるんですか?」から始まり、「自分で描いたんですか?」となり、「かわいい」や「すごい」、「上手い!」となる。本当にそう思っているのか、お世辞なのかは別として、それだけで指がきれいに見え印象は悪くはないはずだ。仮に怪訝な顔をされて困ったら「男性用のネイルなんだよー!」と言ってしまえば女性用を無理に使っていないことが伝わるので逃げ切れるかもしれない。
ここまでこると、他人の評価はどうでもよく、自分の「技術」を自分で褒めたくなる気分になるので、昔のプラモ技術を駆使して、やりすぎない程度に男性用ネイルを楽しんでいただきたい。4週間に一度の楽しみが、頻繁にデザインを変えるようになると、ネイルサロンを開けるかも?しれない。

※写真はすべて記者撮影

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