さまざまなスパイスを含んだスープとともに春雨や中華麺を食べる麻辣湯(マーラータン)。花椒と唐辛子が織りなす爽やかながら刺激的なスパイシーテイストは食べる者をヤミツキにします。
汁ナシ麻辣湯?
そんな麻辣湯をメガ進化させた「汁ナシ麻辣湯」ともいうべき料理が麻辣拌(マーラーバン)。もともと四川省で定番料理となっている麻辣湯ですが、それが遼寧省(りょうねいしょう)で麻辣拌となって愛されていて、名物になっているのだとか。
秘密基地感あって良い雰囲気
そんな麻辣拌専門店が東京・池袋に爆誕。実際に食べに行ってみました。お店の名は『卤辣辣』(ルーラーラー)(東京都豊島区西池袋1-35-2 明徳ビルB1)。ビルの地下にありエレベーターで向かいます。店内はけっこう狭いです。でも窮屈ということはありません。なんか秘密基地感あって良いです。
ザルに食べたい食材を乗せていく
ここはオーダー方法が特殊です。まず店員さんからザルを渡されるので、そこに麻辣拌にしたい具材を乗せていきます。
食材は冷蔵庫に入っているので保冷は万全。肉、野菜、加工食品、麺など、好きなものをザルに乗せていきます。
麺ナシも麺アリも可能
食材の価格は皿の色によって違いがあり、赤い皿は400円、黄の皿は300円、麺は100円、ライス食べ放題は100円です。
ということは、麺ナシ麻辣拌も可能ということ? ということで、今回は麺ナシ麻辣拌をライスで食べることにしました。
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ライス食べ放題はセルフサービス
春菊、豚肉、揚げ玉子焼き、うずらの玉子をザルに乗せてオーダー。ライス食べ放題はセルフサービスなので、客が自分で炊飯器から茶碗に入れて食べます。
あと温かい豆乳ドリンクもオーダーしました。
皆さん中華圏のお客さん
けっこうお客さんがいましたが、聞こえてくる会話の言語から推測するに、皆さん中華圏のお客さん。本場の人しかいないみたい。
これは期待できる。先に出てきた豆乳ドリンクを飲みながら待つこと十数分、麺ナシ麻辣拌がやってきました。
良くかき混ぜて食べる
きれいに盛り付けてくれた麻辣拌。ニンニク、ナッツ、唐辛子、そのほか多数のスパイスが含まれています。このままつまんで食べるのではなく、よくかき混ぜて、ライスにのせて食べました。
「ライスのおとも」として最高のデキ
うまい。そもそも、スパイスが完璧ともいえるほど「ライスのおとも」として最高のデキ。たとえ具がなくともこのスパイスだけで大盛りライス3杯はイケます。
究極中華スパイスたまらない
特におもしろかったのが、スパイス感あふれる揚げ玉子焼き。シャリシャリしてて、さらにふわふわで、旨味たっぷり油がジュワッとあふれる。そこに究極中華スパイス。ライスにバッチリ。たまらない。いつもの知ってる玉子焼きじゃあないです。
もはや麻辣拌とはいえない新しい何か
あと、ウズラの玉子がスパイスでこんなにも美味しくなるのかと驚きました。もちろんライスにも合います。次回はちゃんと麺アリの麻辣拌を食べてみたいと思います。
いろいろと料理や食べ方が進化している感じなので、もはや麻辣拌とはいえない新しい何かかもしれないですねこれ。
池袋のマニアックすぎる中華食堂・麻辣拌専門店『卤辣辣』に行ってきたよ。麻辣湯(マーラータン)を汁ナシにした麻辣拌(マーラーバン)。それをさらに麺ナシにしてライスで食べました。うめえなコレ。麻辣拌はライスが激しくおいしくなる究極のオカズだわ。次回は麺アリにしてみよう pic.twitter.com/OUXXhJjlQP
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) February 25, 2023
卤辣辣で食べられる麻辣拌。調理してほしい食材をザルに乗せて店員さんに渡して会計する。そのとき麺を渡せば麺アリ、渡さなければ麺ナシ。価格はちょっと高め。でもテイストはガチの本場!うまい! pic.twitter.com/XyaCxkwqDm
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) February 25, 2023