マニアもうなる?キングジムのアイテムをとことん組み合わせて取材してみた!

  by 古川 智規  Tags :  

毎度おなじみのキングジムから有名なデバイスや、なにこれ?アイテムが続々と発売されている。本来の使い方からは外れても使えてしまうのが同社のアイテムの汎用性だ。
今回は記者がキングジムの製品だけを使用して取材活動に従事してみた。ほとんどが同社が想定する使用法ではないが、やはり秀逸なアイテムばかりだった。

ランドリー リュック

「ランドリー リュック」は、背負うことで重たい洗濯物の持ち運びを楽にする新しい形のランドリーバスケットだ。中身が透けない仕様のため、コインランドリーへ行く際も外出用のバッグへ入れ替える手間がない。一般的なリュックのようなデザインで、背負って洗濯物を持ち運べるので、自転車での移動も安心である。また、洗濯物を干す時は、前に抱えることで、かがむことなく楽に作業ができるようだ。開口部が広く、支えがなくても自立するので、据え置きのランドリーバスケットとしても使用可能。使わないときは薄く畳んで収納できる。
 サイズは一人暮らし向けのMサイズと、ファミリー向けのLサイズの2サイズ。カラーはインテリアにも馴染み、外への持ち運びもできる落ち着いた色合いのグレー、ダークグリーン、ブラックの3色展開だ。

以上が同社が説明する「正しい」使い方だ。非常に便利で、本来の使用方法でも1つ欲しいものだ。上部は巾着のようになっておりふたで完全に閉めることはできないが、巾着を閉じてしまえば内容量により巾着を沈めることもできる。そしてそもそもは洗濯物を入れるものなので、内部は防水なのが決め手だ。これに様々な取材アイテムを放り込んで防水大容量リュックとして使用してしまおうと考えた。

中には一眼レフカメラ、レンズ、ポメラ、その他の小物、財布等々が詰め込まれているが、まだ上部はこんなに空いている。確かにリュックを背負った見た目は四角形の組み合わせで無機質なのでアレだが、そんなことはこの際どうでもよい。実用性最優先なのだ。

巾着部分を外側に折り返してしまえば、開口部にはワイヤーが入っているので自立して広く口が開く。これにより大型のカメラやノートPCや、資料ファイルもそのまま放り込めて取材後の撤収に時間がかからない。

これだけのものが入っていて、まだ1/3以上の容量が「空荷」の状態である。多少の雨に降られても内部は防水なのでカメラも問題ない。持ち運びはこれで決まりだ。

「ポメラ」DM250

デジタルメモ「ポメラ」は、テキスト入力のみに特化した、コンパクトで携帯性に優れたデジタルツールとしてもはや誰もが知るテキスト書きアイテムだ。電源を入れるとすぐに起動し、スムーズな文章作成が可能で、外出先でのメモや執筆などの用途で記者や作家の原稿書きや、芸人のネタ書きに至るまで多くの活用事例と実績がある。2008年11月の誕生以来、デバイスのアップグレードと改良を重ねロングセラー商品になった。
 最新の「ポメラ」DM250は、通常の使用方法で24時間の駆動、最近の主流であるType-Cによる充電と周辺デバイスの進化にしっかりと対応している。ポメラの詳細は別稿に譲るとして、取材だけであれば記事の原稿はノートPCがなくてもポメラだけで十分だ。また変態デバイスを多く出しているキングジムらしく、マニアや愛好家も多くいる歴代のポメラだ。実は内部は高級なハードウェアが詰まっていることから、LinuxOSをポメラ用に移植して起動し、PCとして使う猛者も現れた。マニア界隈ではテキスト書きはさておき、研究用として、または超高級おもちゃとしても
、もてはやされているので引っ張りだこになっている。記者としてはこれで取材中や取材後にサッと記事の原稿を書いてしまう。記憶が新しいうちに書くと記事も新鮮になるからだ。

CHEERS!

『CHEERS!(チアーズ)』は、透明感のあるPVC素材のポップなカラーリングと高い機能性が特長のステーショナリーシリーズだ。今回は第3弾として「スクエアペンケース」「ワイヤーポーチ」の2製品のうちワイヤーポーチを使用した。
 「ワイヤーポーチ」は開口部が大きく開いて中身が取り出しやすい大容量ポーチだ。2本のワイヤーが入っていて開口部が大きく開いたままキープできるので、底に入っている収納物も取り出しやすい。内側にはマチ付きのポケットがついており、名刺やリップクリームなどの小物を仕分けて収納できる。カラーは透明感が楽しめるポップな赤、黄色、緑、グレー、乳白の5色展開。

見た目は非常にポップなので、女性の化粧ポーチとして最適だろうし、その使用方法がおそらく正しいのだろう。しかし、これにイヤホンや外部マイク、バッテリーやケーブルを詰め込んだ。だいたい小物というのはインナーバッグやポケットに入れても取り出しにくいものだ。本品はガバッと開くので、どんなに小さいものでも見つけやすく取り出しやすい。名刺を入れると説明されたポケットには予備のメモリーカードを入れておいてもよいだろうし、今はなかなか行けない海外旅行時には訪問国別のプリペイドSIMカードを収納しておいてもよい。

ハンディポーチ

「ハンディポーチ」は持ち歩きに便利な巾着型のポーチだ。パッと置いても自立するので、ちょっとしたおでかけ時のバッグとしても、カバンの中でポーチとしても使える。また本体の側面にはファスナーが付いており、巾着を絞ったままでもサッと物を取り出せる。Sサイズには5つ、Mサイズには6つのポケットがついているため、細かいアイテムも整理しやすい設計です。マチ幅が約70mmあるため、厚みがあるものでも収納できる。カラーは年代・性別問わず使いやすく、シンプルで落ち着いた色合いのクロとカーキの2色展開。巾着なので例えば単独でもインナーバッグでも使用できるが、和服着用時の巾着としても現代的でよい。

これに一眼レフカメラのレンズを入れた。大き目のズームレンズでも横向きに入るので前述の「ランドリー リュック」に放り込んだ状態でも安定する。

そして最大の肝はサイドファスナーだ。横向きにレンズを収納しているので、サイドのファスナーを開ければレンズがすぐに取り出せる。収納時は上からでも横からでも構わない。レンズキャップも取り出したファスナーからレンズと入れ替えに放り込んでおけば紛失の心配もない。

組み合わせで便利さ倍増!

今回は無理やりともいえるキングジムの組み合わせで取材を敢行したが、実際に使用してみるとベストな組み合わせち近いものかもしれない。用途は人それぞれだが、アイデア勝負で自分好みのアイテムに変身できる能力を持っているので、見た目ではなく手に取って「自分なら…」と想像力を働かせて組み合わせた自分仕様で幸せになっていただきたい。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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