ブラジルのリオ・グランデ・ド・スル州立大学の研究グループが「人工甘味料と砂糖はどちらが太りやすいか」を実験したところ、人工甘味料の方が太るという結果が出ました。実験で使用されたサッカリンやアスパルテームは、横浜市衛生研究所のホームページによると、清涼飲料水、炭酸飲料、ヨーグルト、菓子などに使われている甘味料です。
実験で用意されたのは、サッカリン、アスパルテーム(以上、人工甘味料)、砂糖入りのヨーグルト。3種類のヨーグルトをそれぞれ異なるマウスに与え続けること12週間。体重を調べてみると、サッカリンとアスパルテーム入りのヨーグルトを食べ続けたマウスは、砂糖入りのヨーグルトを食べ続けたマウスと比較し、体重の増加が確認されました。摂取したカロリー量が同じにもかかわらずです(ヨーグルト以外にも通常のエサが与えられていました)。
研究グループは、人工甘味料は「体内で消費されるエネルギー量の減少」や「体液貯留」を引き起こすのではないかと考えているようです。過去の研究の中には、アスパルテームはさらなる食欲を引き起こすと結論付けたものも。「カロリーなし」とうたう人工甘味料ですが、結果的により多くのカロリーを摂取することになっているかもしれません。
画像: ブラジルのリオ・グランデ・ド・スル州立大学の研究グループの実験結果を伝えるサイトより
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