＜ 雪の伏見稲荷大社（京都、伏見 著者撮影/Nikon D200）＞
＜ 睦月の金戒光明寺（京都、東山 著者撮影/Nikon D200）＞
しかし京都というところはつくづく手強い観光地だ。手強いことにかけては間違いなく世界一だろう。知れば知るほどもっと知りたいと思えてくる。
先日AppleにiPadの修理に行ったら外国人の店員が「日本の観光地は全部回りました」と自慢していたが、それは…まあ無知だからこそ言えることだ。京都だけでも、たかだか出稼ぎに来ている外国人が到底廻りきれるボリュームではないことを嫌というほど知っている。京都には修学旅行で二回、少なくとも四年間は住んでいたし、その後も何十回訪れたか分からないが、それでも京都を全部廻りきりました…なんて恥ずかしくて言えるものじゃない。
建仁寺、六波羅蜜寺、広隆寺、化野念仏寺、光悦寺、高山寺、貴船神社、鞍馬寺、詩仙堂、狸谷山不動院
今回は以上のスポットだが、「きれいだった」「おいしかった」という単に感覚的動物的な反応だけでは済まされない「驚かされた」「観察した」「考えさせられた」…という好奇心を刺激するスポットばかりなのはさすが歴史の街、京都だ。
中学校の修学旅行で初めて京都を訪れた時、確かに「ここは天国だ！」と思った。
今回の旅行で改めて思った…京都は間違いなく天国なんだ…と。京都に空襲がなく、原爆が落ちなかった偶然に改めて感謝したい。いや神様や仏様に感謝すべきか？
了
