泣ける自己啓発本?『10年後に活きる人脈のつくり方』の著者河上純二氏インタビュー 人脈が変えてくれる自分らしい人生のつくり方 ~後編~

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本日は、昨日掲載済みの『10年後に活きる人脈のつくり方 自分らしい、幸せな働き方を実現しよう!』(日本能率協会マネジメントセンター)の著者河上純二氏インタビューの後編である。

前編はこちら

「同じ価値観を持つ人の重要性」理想的な将来への近づき方

―同じ価値観を持つ人と出会うために、意識するべきことはありますか。

河上 自分の性格や、一緒にいて安心する人の特徴を漠然とでも明確にしておくことだと思います。特に『10年後に活きる人脈のつくり方』のメインターゲットである20~30代の人には今日からでも心がけてほしいです。
そうすることで、どういう人と付き合っていけばよいのか、どういう人と出会えば良い生活が送れたり、将来理想的な働き方・生き方に近づけるかということが見えてくるからです。
人間は何十億といるので、中には価値観が異なる人が必ずいます。そういう人と一緒にいることは、ストレスがかかり、憂鬱な気持ちになってしまうこともあります。
もしすでに自分がどういう人と付き合っていくことが幸せかとわかっていれば、これを防ぐことができるのです。
なので、自分らしさや自分の価値観、そして将来どうありたいのかを漠然とでも良いのでわかっていると、すごく自分との親和性が高い人と必然的に出会うことができます。
実際に僕も、同じ価値観を持つ人と集まり、新しいことをしてみたい!と思うエネルギーに代わり、挑戦してみたということがいくつかあります。

―具体的にどのようなことに挑戦されたのでしょうか。

河上 仕事の人脈を広げたいと思っている仲間との雑談から始まった「ギャラリーカフェバー縁縁」。さらに「芝浦ハーバーラウンジ」は、会社と自宅以外にサードプレイスが欲しいという同じ気持ちを持った仲間と話し合ううちにはじまっていました。
そして、一風変わったビジネス交流会をしてみたいという友人の誘いから始まった「en@PLUSTOKYO」です。銀座という立地で、ハイエンドな人たちがクラブミュージックの下で名刺交換をする。そのコンセプトが非常にうけて、ルーフトップを合わせて2階のフロアに、1日で400人来るという日もありました。

このように、同じ価値観を持つ者同士が集まれば、新しいことが生まれて、どんどん自分の理想とする生き方に近づいていることができるのです。

<本書より>
「価値観が同じ人が集まると自然と何かを生み出すエネルギーが湧いてくるものです。」
(第5章 10年後に活きる人脈のつくり方 「出会う人の質を意識する」P.188 より引用)

著作『10年後に活きる人脈のつくり方』のアピールポイントと読者へのメッセージ

―初の著作『10年後に活きる人脈のつくり方』のアピールポイントを教えてください。

河上 僕の初の著作『10年後に活きる人脈のつくり方』は、特に20~30代の人に読んでもらいたいと思い、執筆しました。きっとこの世代の多くの人は、先行きがわからず難しい時代に対して、すごく不安を抱えていると思います。さらにはその時代の中で、「出世しないといけない」「お金を稼がないといけない」「独立しないといけない」など、色々な焦りがあるかもしれません。
でもまずは、自分らしく生きること、自分らしさを大切に歳をとっていってほしいです。また、生きていく中で、仕事のスキルや知識・経験など、大切だと感じることにたくさん出会うと思いますが、揺るぎない大切な財産は「人」なのです。

―なぜ、そこまで断言できるのでしょうか。

河上 自分自身の経験をもって、知識や経験スキルよりも人との出会いで積み上げた財産のほうが圧倒的に大きいと気づいたからです。
ただ、人は普通に暮らしているとなかなかそのことに気づくことができません。なぜなら、良い人との出会いは、何も考えていないときにこそあるからです。

―河上さんのように人との出会いの価値の高さに気づける人が1人でも増えてくれるよう、本書を活用してほしいですね。

河上 そうですね。今目の前にある出会いが一期一会であると気づいている人と、何も気づかず無駄にしている人では、将来的な資産価値が全く異なります。ですので、いち早くそのことに気づき、人との出会いを大切にできるその一助になればと心から願っています。

―最後に今後の抱負をお聞かせください。

河上 今僕は変わった働き方を50歳でしています。50代の働き方としては非常に珍しいと思いますが、僕自身は自分らしいと非常に幸福感があります。
もちろん本書を読んでくださった読者の方全員が僕のようになる必要はありません。ただ、僕は、僕のような自分らしい働き方を理想とする人の手助けをしたり、同じ価値観を持った人社会の仕組みづくりをしていけたらいいなと思っています。
その究極として、政治家もいずれかはやってみたいです。ここでようやく法学部卒の出番だ!ということになるわけですね(笑)
なぜ政治家かというと、これは僕のような40~50代の人が安心してチャレンジできる世の中を作りたいと思うからです。

―その時はぜひご活躍いただきたいですね!

河上 そうですね(笑)年齢に関係なく、みなさんが気兼ねなくいろんなチャンレンジができる世の中になれたらいいなというのが理想です。
先ほどのと少し重複しますが、その他にも、次の10年に向けて、すでに叶えたい夢がいくつかあるので、今はその実現のために新たな人脈を拡げられるよう、活動してきたいと思っています。

さいごに

河上氏の言葉は非常に真っすぐで、筆者の心に強く響いた。新型コロナウイルスの影響で思うように活動できない。というのは、ただの言い訳で、人との出会いを大切にしようと思えば、いくらでも方法や考え方はあるということを強い想いをもって教えてくれた。
大手通販サイトのレビューを見ると「こんなに泣ける自己啓発本は初めて」「すべてを優しく肯定してくれ、涙があふれた」「未来が楽しみになった」など、自己啓発としては類を見ない賞賛の言葉が並んでいる。
自分らしい、幸せな働き方・生き方を実現したい人そして、新しい自分に出会ってみたいと思う気持ちが少しでもある人は、ぜひ一度読んでみてほしい。

河上 純二(ビジネスプロデューサー・ラジオDJ)

1971年生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、株式会社丸井に入社。その後、日本ゲートウェーやPCCWなど外資系企業の新規事業プロデューサーなど歴任。サラリーマン生活の傍ら、趣味と人脈作りを目的として、コミュニティ飲食店「ギャラリーカフェバー縁縁」を開業し、約8年間運営を行う。2017年には株式会社JYLINKを創業し、代表取締役に就任。現在ではスタートアップ・ベンチャーを中心に十数社の企業顧問・アドバイザーの傍ら起業家たちをゲストに招くFMラジオ番組「大人のミライ」の、広報担当者のラジオ番組「広報流」のナビゲーターを務めている。

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新製品のレビューや、気になる調査結果を見つけて紹介する駆け出しライター。ライフハックから、旅行、グルメ、動物、アニメ、などなど日々の気になった情報を幅広く更新。