声優初挑戦の吉川愛「わたし自身も収録していてハッとする瞬間が何度もありました!」ディズニー映画『ラーヤと龍の王国』の魅力を語る

  by ときたたかし  Tags :  

『アナと雪の女王』『モアナと伝説の海』のディズニー・アニメーション待望の最新作『ラーヤと龍の王国』が、2021年3月5日(金)映画館andディズニープラス プレミア アクセス同時公開となります。(※プレミア アクセスは別途、追加支払いが必要です)
本作は、“龍の王国”を舞台に繰り広げられる少女ラーヤの戦いと成長を描く壮大なスペクタクル・ファンタジーです。

その『ラーヤと龍の王国』の日本版キャストとして、新時代のヒロイン“ラーヤ”役を演じる女優の吉川愛さんにインタビュー。声優初挑戦の吉川さんが、ラーヤを演じるうえでもっとも大切にしていたこととは!?また、大のディズニーファンという吉川さんが一番好きという、あのキャラクターについてのお話もしていただきました!

■ストーリー

その昔、龍の王国<クマンドラ>は聖なる龍たちに守られ
人々は平和に暮らしていた
邪悪な魔物に襲われた時
龍たちは自らを犠牲にして王国を守ったが
残された人々は信じる心を失っていった…

500年もの時が流れ
信じる心を失った王国は、再び魔物に襲われる
聖なる龍の力が宿るという<龍の石>──
その守護者の一族の娘であり、
王国の“最後の希望”、ラーヤの旅が始まる。

自分だけを信じ、“ひとりぼっち”で生きてきたラーヤは、
“伝説の龍”の魔法を蘇らせ、仲間を信じることで、世界を取り戻すことができるのか?

●ラーヤを演じる上で、大切にしていたことは何でしょうか?

最初に登場する12歳のラーヤは、信じることができていた女の子なのですが、ある事件がきっかけで誰も信じられなくなり、自分しか信じられないようになるんです。その差をつける必要があり、自分自身もラーヤになったような気持ちで表現していました。彼女には共感できたことが多いので、わたしも演じやすかった部分はあるのですが、ちょっとでもラーヤらしくなれるように気持ちに寄り添って演じていました。

●収録での演出やアドバイスは、どのようなものがありましたか?

語尾のところではわたしの声が消えやすくなっていたみたいで、そこをもうちょっと強くしましょう、あるセリフを強く言うともっと感情が出て画に合うなどと教えてくださって、すごく助かりました。

●アルマジロのようなトゥクトゥクというキャラクターについて教えてください。

ラーヤが小さい頃からいつも一緒にいる相棒で、彼女はこの子(キャラクターを指しながら)と旅を続けています。トゥクトゥクがいるおかげで、実はラーヤらしさが見られるんです。トゥクトゥクのことは信じているので優しく接したり、ちょっと怒る時も優しく言う感じです。トゥクトゥクとラーヤはずっと一緒に行動しているので、本当に相棒的な関係なんです。トゥクトゥクの前だけではラーヤは素になっているんです。

●ところで、大のディズニーファンだそうですね。なかでも本作の監督の一人でもある、ドン・ホール監督の『ベイマックス』がお好きとうかがいました。

顔もかわいらしいですが、擦れるとキュキュって音が出て、あのビニールでできた感じがかわいいですよね。ベイマックスの大きなぬいぐるみがあるんですよ。なので次回、東京ディズニーランド行った時に買おうと思っています!

●ちょうど新しいアトラクションが誕生しましたよね。もう乗りましたか?

まだ乗っていないんですよ。乗りたくて行きたくて…。今はなかなか行けないので、ベイマックスに癒されに行きたいです(笑)。パークはわたしにとって、本当に癒しの場所なんです。

●今度はご自身がディズニーのヒロインとして、ファンにメッセージを与える立場になりますよね。

そう考えるとドキドキします。怖いです(笑)。早く観てもらいたいのですが、同時に大丈夫かどうか心配になります。声優は初めてだったし、初めて自分で声を当てたものを聞いた時、とても緊張したので……。

●ただ、声優発表の時、ファンの方たちが温かったですよね。

そうなんです。どうかそのままでいてくださいという感じです。本当にありがたいです!この作品は、信じあうことの大切さを教えてくれる作品で、わたし自身も収録していてハッとする瞬間が何度もありました。いろいろな方に観ていただけたらうれしいなと思っています。

ヘアメイク:Kengo Kubota
スタイリスト:Akiyoshi Morita

3月5日(金)映画館andディズニープラス プレミア アクセス同時公開※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo