中国の掲示板サイト『天涯社区』に、「反日デモに参加して駐車場に戻ってみたら、自分の日産車が打ち壊しにあっていた女性」と題された写真が投稿され、話題を呼んでいる。
件の写真は、五星紅旗の小さい手旗を持った若い女性がカメラのほうに悲しそうな表情を投げかけ涙を拭っているという1点。彼女の視線の先には車のルーフに見えなくもない銀色の物体がボケとして写り込んでおり、たしかにこれだけ見るとデモに参加した女性が車の前で泣いている場面のようにも見える。ただ、肝心の破壊された車の写真はなく、真偽は不明。
この写真を見た中国のネットユーザーは「これは面白い」という感想のほか、「日本製品の品質が良いのは事実」「デモに参加しているのは日本製品を買えない貧乏人ばかり」「日本製品不買デモに参加した人がキヤノンのカメラを持っていたよね」「深センのデモで破壊された日本料理店のオーナーは中国人だったよね」など、意外と冷静な意見を書き込む人が多かった。また、「真夏のデモなのに、長袖の上着にマフラーはおかしい」というツッコミも入っている。
どうやらこの写真は、反日デモに参加する人たちの矛盾や滑稽さを嘲笑するためにアップされた“釣り”画像だった、というのが真相のようだ。
画像:天涯社区(http://my.tianya.cn/45674875)より