そろそろ梅雨の季節に差し掛かろうとしている。梅雨の後は今年も暑いだろう夏の到来だ。最近は雨傘と日傘が兼用になっているものが多く、従前の布製の日傘が少なくなっているのは季節感がなく寂しい気もするが、海外ではそもそも雨傘と日傘の区別がなく炎天下で雨傘をさして直射日光を遮っている女性を多く見かけるので、時代の流れと合理化の帰結と見た方がよさそうだ。特に兼用と明記されていなくても、オシャレな傘であればそのまま日傘として使用する女性はもちろん、最近は男性も晴れた夏に日傘をさすようになってきた。
人気はビニール傘と折り畳み傘だろうが、ビニール傘は緊急で買ってついつい使い続けている惰性使用が多いように思える。ここは自分専用の便利で快適な機能性と実用性を備えた傘を用意したい。
そこで、カムアクロスが自社ブランドとして開発している「monaka(モナカ)」より、特殊な熱加工技術で“折りたたみ傘のストレス”を解消した「monaka 形態安定・折りたたみ傘」を発売している。早速使用してみたのでレビューする。ちなみにユニセックスなので男女の区別はない。
まず、折りたたんだ状態での長さは非常に短くリュックはもちろん、ショルダーバッグにも入るコンパクトさだ。そして、本品の最大の特徴は、開閉が自動ということだ。傘が開くのは従来からバネの力を利用して昔から売られていた。しかし閉じるのが自動なのは、何らかの力を蓄えるか外部の力を借りるしかない。もっとも単純なのは電動だ。そのためにはバッテリーとモーターを備えなければならないが、すると質量が増すので重くなる。本品にはバッテリーやモーターは見当たらない。
ではどこで力を蓄えるのかを検証してみよう。まずはマジックテープで止められている傘布を出す。そして開閉ボタンを押すと傘が開く。これは不思議ではない。
開いた傘は非常に撥水性能が高く、これは使用中はもちろんだがむしろたたんだ後に本領を発揮する。
そして使用後に開閉ボタンを押すと伸ばしたシャフトはそのままで傘布だけが閉じる。この際に撥水性能が高いためたたんだだけで雨粒が落ちてそのままケースに入れても自然に乾いてしまうほどだ。そして、折り畳み傘の弱点であった折り目に沿って1枚ずつきれいにたたまなくてはいけなかったのが、本品では傘布に熱加工を施して形状安定性能を与えているために、そのままきれいにそろってたたまれるのである。よって以上の2つの特長から使用後に手が濡れにくいという利点がある。
さて、自動開閉のバネにどのようにして動力を与えているのかというと、シャフトを短くするときの力を蓄えるのである。よってたたむのは自動だが、シャフトを短くするのは手動である。これがバネの力の分だけ少し重い。ここで蓄えた力が自動開閉の動力源となっている。機能性や実用性、そして使用後のことも考えられた傘は、特に公共交通機関に乗降する際に重宝する。使ってみれば一発でわかる利点なので説明はしないが、非常にスマートで周りの目を引くことになる。一点だけ注意しておくべきことは、傘の使用中に何となくボタンをいじって押してしまわないことだ。押してしまうと傘が閉じてずぶ濡れになるので、ボタンは開くためだけではなく閉じる機能もあることを肝に銘じておくことだ。この梅雨と夏は一味違ったスマートな傘で差をつけてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影自然

