突然ですが、みなさんは手帳やノートをどんな風に有効活用していますか。多くの方はきっと予定を書いたり、心躍る計画を立てたりしているはず。しかし、ちょっとした工夫を盛り込めば、手帳やノートはもっと楽しく使うことができます。
そう教えてくれるのが、人気インスタグラマー・なかむら真朱さんが手がけた『暮らしと自分を、もっと楽しく整える ごきげん ゆるノートBOOK(わたしのルールBOOK)』(インプレス刊)。なかむらさん初の手帳本となる本書には、「デイリーログ」「写真ログ」「自分ノート」「まとめノート」といった4ジャンルのノートを作るコツが記されています。
家事や育児、仕事に追われ、淡々と過ぎていく毎日は時々、味気なく思えてしまうことも。しかし、日々の暮らしを大切に記録していけたら、何でもない日が宝物になり、暮らしをもっと楽しく整えられるはず。ライフスタイルを整えることは、自分の生活や行動を見直すきっかけにもなります。
ここではズボラ女子でも続けやすい、なかむらさん流のノート術をたっぷりとご紹介。プロが実際に行っているノート術には、どんな裏ワザが隠されているのでしょうか。
育児日記は1日1ページ写真
我が子の成長は親にとって、この上ない喜びを与えてくれます。しかし、近年はスマートフォンで子どもの成長を収められるようになってきたため、写真を見返す機会が持てないことも……。そこでおすすめなのが、写真付きの育児日記をつけること。
写真付きの育児日記なら、家族みんなで子どもの成長を振り返ることができるようになり、団欒の時間も増えるはず。これまで以上に子どもの行動や仕草、面白い言動が細かく記録していけば、日常の中でネタ探しを行いながら、楽しく育児ができるようにもなります。
写真付きの育児日記を書くときは毎日我が子の姿を撮影・記録していくのがポイント。
1日1ページの写真付き育児日記をつけていけば、年単位でのアルバムよりも我が子の成長を実感しやすくなります。
また、育児日記は子どもの成長に合わせてアップデートさせていくのもおすすめ。例えば、子どもに貰ったお手紙やテストでの珍解答などを貼り付けられるようにし、思い出を余すところなく記録していきましょう。
育児は思い通りにならないことが多いので、ストレスが溜まってしまうこともあります。しかし、そんな時こそ親の心がわくわくするような育児日記を作ることで、心にゆとりを持っていきましょう。
事務的なふせんをかわいく活かす裏ワザとは?
100円ショップや文房具にあるかわいいふせんは、ノートや手帳を華やかにしてくれます。しかし、気に入っていたものが販売終了となると、ノートや手帳の書き方を変えなければならず、面倒くささを感じてしまうこともあるのではないでしょうか。こうした悩みを抱いたときは、事務的なふせんをかわいく見せる裏ワザをマスターしてみましょう。
なかむらさんが提案する裏ワザは、“ふせんにスタンプを押す”こと。
不要な紙にふせんを張り、スタンプの一部を押せば、どんなサイズのふせんにも対応させられます。よりこだわりたい方は、消しゴムはんこを自作してみるのもおすすめ。オンリーワンな消しゴムはんこを活かせば、“好き”が詰め込まれた「わたしノート」が完成!
本書内には、こうした手帳づくりの裏ワザが全12個も収録。
マスキングテープやフレークシール、ドットペン、修正紙などといった身近なものを予想外の方法で活かすプロのテクニックには心がわくわくさせられます。
ノートや手帳はまず、開いたときに「書きたい」と思えることが重要。そのためには、ちょっとした工夫を積極的に取り入れ、自分らしい1冊を作り上げていきましょう。
『暮らしと自分を、もっと楽しく整える ごきげん ゆるノートBOOK』
(インプレス)著者:なかむら真朱
定価:本体1,380円+税PROFILE
なかむら真朱(なかむら・ましゅ)
新潟出身、東京在住。アパレル、事務職、専門学校講師を経て、現在は子どもとの時間を大切にしつつ、名刺やパンフレットの制作、セミナーも行う。かわいく楽しく長く続けられるノートや手帳の使い方をSNSで紹介したり、合わせやすくてカットしやすい日付シートや、アクセサリーみたいにノートにつけられるブックマーカーキットの販売も行っている。