ハラショー!モスクワ赤の広場に隣接のレストランが東京にやってくる『GODUNOV TOKYO』は3月12日オープン

  by 古川 智規  Tags :  

ワールドリカーインポーターズが、2018年3月12日(月)にモスクワでは知らない人がいないと言われる人気店の日本1号店「GODUNOV TOKYO(ゴドノフ東京)丸ビル店」をオープンするので一足お先に食べてきた。
女性モデルが手にしているのはご存知ピロシキ。

写真はメニューのごく一部だが、期待していた通りボルシチやピロシキがちゃんとある。
同店はモスクワの赤の広場に隣接した場所にある有名なレストランで、ロシア国内の他に店を持たない。したがって、日本での出店はロシア国内を含めた世界初の「支店」ということになろうか。

хорошоと叫びたくなるのをぐっと抑えて店内を見て回る。ちなみにхорошоとはロシア語のハラショー。素晴らしいという意味だ。
マトリョーシカ人形が展開されて飾られていた。入れ子の人形として有名なロシアを代表する民芸品だ。

まずはお楽しみのピロシキ群だ。
卵とネギパイ生地の焼きピロシキ、牛肉と玉ねぎパン生地の焼きピロシキ、マッシュポテトとキノコパイ生地の焼きピロシキ、豚肉と玉ねぎのカレーパン生地の揚げピロシキだ。
食べた感想はオーソドックスな牛肉と玉ねぎパン生地の焼きピロシキが最も好みであった。できればシベリア鉄道でパクつきたい味である。

続いて「アンガス牛のサーロインのパイ包みロースト赤ワインのソースを添えて」は小さく刻まれたキノコが美味しく牛肉の味を引き立てる。
アンガスビーフは牛肉をステーキとして食べるようになったきっかけとも言われる柔らかい赤味の牛肉でスコットランドが原産。

「ゴドノフ特製!牛タン煮込みのボルシチ」も記者が楽しみにしていた一品。
ボルシチは世界の三大スープの一つでもあり、ウクライナの伝統料理。東欧諸国に広まり多くの地域で独自の進化を遂げることとなる。ウクライナは現在では独立国だが、ソ連時代を考えるとロシア料理として定着したのもうなづける。
見た目と異なり辛くはなく、具だくさんの深みのあるスープだ。

ボルシチの具に特に決まったものはないが、ここでは牛肉が使用されていた。
別に出されるサワークリームを添えると味が一層まろやかに爽やかになる。どちらもおススメの食べ方だけに、2度おいしいボルシチだった。

ピロシキはテイクアウトにも対応しているので、ランチタイムには人気が出そうだ。東京駅の目の前なので列車での移動前に購入しておくと、車内での軽食にもなるだろう。
出張のお供にピロシキなんて素敵な組み合わせではないか。
モスクワ本場の味を東京で楽しんでみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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