インドネシアのAchmad Zulkarnainさんは、生まれつき四肢がない障害を持ちながら、プロの写真家として多彩な作品を発表する25才。写真撮影のサービスがあるネットカフェで働いていた時に自前のカメラを購入して写真の勉強を開始。現在は事務所を立ち上げ、bangdzoel名義で写真家として、また撮影技術の講師としても活躍している。
Indonesia’s Unlikely Shutterbug(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=M1r0ZD2mHFg[リンク]
乙武洋匡さんと同じ先天性四肢切断の障害を持ちながら「私を不具者として見るのは馬鹿げている」と語るZulkarnainさん。撮影時は“手羽先のようなもの”と口を器用に使ってシャッターを押す。パソコンを使い画像編集ソフトでレタッチもこなす。彼の言う通り、手足のない障害は取るに足らないことなのかもしれない。
自ら設計し、家族と友人の手を借りて作ったカートに乗って、1人でどこへでも出かける。ハンドルさばきも鮮やか。
現在は低い目線ならではの写真を研究中。「障害者が撮った写真としてではなく、私の創造性を見て欲しい」という彼の作品は『Instagram』で見ることができる。滝を撮ろうとして崖から落ちてしまった時は、自分の体よりカメラの心配をしたそうだ。「本当にカメラを愛しているからね」。今でも侮蔑の視線を向けられることもあるそうだが、以前ほどではなくなってきたという。「最高でありたいと思うなら障害者意識を捨てること。最善を尽くすのに完璧である必要はないのだから」という彼の生き様は万人に響くものがある。
画像とソース引用:『YouTube』および『Instagram』より
https://www.instagram.com/bangdzoel_/[リンク]