オーツ―サプリという高濃度酸素水というのがある。
酸素を飲むことでさまざまな効果が期待できるとうことだが、記者の体で検証してみた。
なお、本稿の内容は記者の体で実験した結果であり、オーツ―サプリは医薬品ではなくサプリメントであることを理解の上でお読みいただきたい。
製品は2種類あり、濃度20000ppmの30ミリリットル入りと、濃度40000ppmの100ミリリットル入りのアスリートモデルだ。
別にアスリートでなくても高濃度版を使用してもいいということで、記者はアスリートモデルを使用した。
酸素分子をナトリウムと結合させて、胃の中で分離する仕組みであり、酸素が溶け込んでいるというものではないという。それゆえ、揮発することなく体内に届くという仕組みらしい。ちなみに液体は無色透明で無臭。味はほとんどないが、水や他の飲み物に数プッシュして飲むことにより高濃度の酸素を摂取するという仕組み。
ただし、記者には濃度を測定する測定器もないし、体感するために富士山にでも登ってみようかというわけにもいかない。
つまり普段活動している状態で実感するためには相当の期間を実験しなければならず客観的ではないので、睡眠時にセンサーで測定することにした。
そこで、使用したのがMISFIT社のRAYだ。これは、常時体に身に着けるいわゆるウェアラブルなセンサーで、活動量や睡眠時の深浅、時間等を記録してくれる。
完全防水で、シャワーでもお風呂でも付けたままで構わない。また、機器内にデータは記録され、スマホのアプリでデータを取得、解析するために、スマホとの通信はBluetoothのみでほとんど電力を消費しない。
ボタン電池3個で動作し、おおむね半年程度は電池交換の必要がない。慣れてくると付けていることさえ忘れてしまう。
ただし、樹脂バンドではなく革バンドのモデルは水に浸すことにより革の部分が劣化することが考えられるので注意を要する。
外部への通知はマルチ発光のLED1つと、バイブレーション機能のみだ。この機能はアプリから様々な通知をすることもでき、たとえばメールやLINE、電話の着信をLEDとバイブで通知することができる。よって、カバンの中にスマホを入れる女子は着信やメールを逃さないので重宝するだろう。
本来は運動をどれくらいしたのか、どれだけ歩いたか等の活動量を記録するものだが、睡眠も記録してくれるので記者はもっぱらこちらの機能を利用しているといっても過言ではない。
さて、記者は幸いなことに?睡眠時無呼吸症候群だ。つまり、寝てる間に無意識に呼吸が停止して酸素不足状態になる。寝ているつもりでも脳は起きているので実際に活動する昼間に不意に睡魔が襲ってくるというアレだ。したがって通常は睡眠時にCPAPという人工呼吸器のようなマスクを装着して空気を強制的に送り込み、気道を広げて無呼吸を防止するという装置を使用する。そうしなければ無呼吸時に酸素不足になり酸素を補おうと心拍数が上がり、心臓に負担をかける。
この図は、RAYのスマホアプリで測定したCPAP使用時の睡眠状況である。浅い睡眠が1時間12分に対して、深い睡眠が4時間20分と、おおむね深浅の比が1:4になってる。記者のCPAP使用時は概ねこんなものだ。
しかし、外泊時等はCPAPを持ち運ぶことはしないので、そのまま寝ることになる。当然ながら無呼吸状態が発生するので、深浅の割合は逆転し4:3から2:1になってしまう。この状態では起床後は眠気が襲ってきたり、体がだるかったりする。睡眠時無呼吸症候群の典型的な症状だ。しかも、寝ている最中に無意識に起きてしまっている。グラフの白い部分の合計30分がそうだ。
そこで、CPAPを使用せず寝る前にオーツ―サプリを飲み物に数プッシュ。水でなくてもジュースでも構わないようだが、とにかく酸素サプリを飲んだ後に寝て測定したものがこの図だ。
CPAPを使用した時には及ばないものの、深浅の比が2:3と深い睡眠が若干ながら多くなっていた。もっとも、寝てる間で意識がない状態なので、意図的に何かできることはないし、あくまでも記者の体での実験であり医薬品ではないので治療目的で行うことはできない。しかしながら、睡眠時にこれだけの結果が出ればおそらく活動時にも高濃度の酸素が吸収できていることは察しが付く。
運動をするときや、体がだるい時に酸素カプセルに入るのと同様に手軽にいつでもだれでも酸素を摂取できるのではないだろうか。
※写真はすべて記者撮影
【本稿のオーツ―サプリに関する記事内容はあくまでも記者の体での実験結果であり効果効能を保証するものではなく、サプリメントであることを理解の上で参考にしてください。】