酒類や食品の輸入、卸や小売りを手掛ける徳岡が東急プラザ銀座に展開しているフードバル&ワインショップ『TOKUOKA』に行ってみた。
高級ワインも扱う同店は、気軽にお酒が楽しめるようにフードコートのような形態を見せるが、店の奥にはマニア級の高級ワインが少量から有料でテイスティングできるコーナーがある。
プリペイドカードは店内でチャージすることができ、挿入するだけで好きなワインを好きな量でテイスティングすることができる。
例えばこのワインの場合は25,50,75ミリリットルから選択する。この場合は240円からとなる。
備え付けのワイングラスに注いでテイスティングする。記者のような素人でもライトかヘビーかくらいはわかる。
店員にはソムリエもいるのでわからないことは気軽に尋ねることができる。記者は取材のためソムリエについて試飲したが、「レモンピールのような味」等と偉そうなことを述べたら「それ、いい表現ですね。いただきます(笑)」と素人でも楽しませてくれるあたりがさすがソムリエだ。
取材中にも若い女性が店内の高級ワインを見て回り、試飲していた。ワインマニアには気軽に高級ワインが好きなだけテイスティングできる場所としてたまらないようだ。
ところで、記者はワインよりもシャンパンが好きな方である。結婚式の披露宴にお呼ばれした際には、乾杯のシャンパンをお代わりして、他のテーブルで飲まれていないボトルごと持ってきてもらうほど好きである。
そこでいいシャンパンはないかと取材ついでにソムリエにたずねてみた。
『カナール・デュシェーヌ』はどうですか?と勧めてくれた。
出していただいたのは『カナール・デュシェーヌ キュヴェ・レオニー ブリュット』6000円(税別)。
カナール・デュシェーヌを代表するシャンパーニュで樽(たる)職人とブドウ農家の娘が結婚したことにより両家の名を取って名づけられたカナール・デュシェーヌは、その由来から二人の愛を結ぶマリッジ・シャンパーニュとしてフランスでも愛されているそうだ。
ソムリエが一応比較のためともっと安いシャンパンを出してくれたが、明らかに違うおいしいシャンパンだった。別に詳しいわけではないけれども、単にシャンパンが好きという方にもお勧めしたい。
また、愛を結ぶという名の由来からカップルへのプレゼントにも最適だろう。プレゼントの際にはシャンパーニュの由来のうんちくを語ればワイン通は間違いなしだ。ボロが出ないためにも、『TOKUOKA』でソムリエから予習しておくと完璧だ。
店内ではワインやシャンパンのみならず輸入チーズの量り売りもしているので、お財布と相談しながら一流のおつまみを楽しむこともできる。
行ってみた感想としては、かなりライトな店構えにもかかわらず、ヘビーな品ぞろえ。知識なくして気軽に通っているうちに本物の通になるのかもしれない。
※写真はすべて記者撮影