『ドラゴン・タトゥーの女』DVD、日本でも“海賊版”仕様で発売決定!―全米発売時に話題となった盤面デザインを踏襲

  by 瑞樹頌平  Tags :  

デビッド・フィンチャー監督が、『セブン』以来となる本格ミステリーのメガホンをとり、第84回アカデミー賞では編集賞を受賞するなど話題を集めた映画『ドラゴン・タトゥーの女』。
同作のDVDが、全米発売時に大きな話題を呼んだユニークな盤面デザインにて、日本でも6月13日に発売されることが決定しました。
記録用の裸のDVD-Rにマジックペンでタイトルを殴り書きしたようなデザインは、一見するとまるで“海賊版”のコピー品。劇中に登場するアイテムを模したファン心をくすぐる盤面デザインなのですが、同作のDVDが既に発売されている本国アメリカでは、何も知らずに手に取った消費者が困惑する珍騒動も起こっています。大手レンタルショップも、れっきとした“正規品”である旨をレンタル者に告知するなどし、大きな話題を呼びました。

「The Washington Post」のWEBニュースは、
‘Girl with the Dragon Tattoo’ DVD design has proven confusing to some
―『ドラゴン・タトゥーの女』のDVDデザインに、困惑した人がいることが判明した。
という見出しで、購入者の一部が“海賊版”を掴まされてしまったのではないか、と困惑した模様を伝えています。
記事画像引用元:The Washington Post(http://www.washingtonpost.com/blogs/celebritology)

次に、「KyPost.com」のWEBニュースでは、
Redbox warning for ‘The Girl with the Dragon Tattoo’ movie rental
―レッドボックスは、映画『ドラゴン・タトゥーの女』のレンタルについて注意を促している。

という見出しで、レンタルDVD自販機の設置で急成長したアメリカのレンタルビデオ大手Redbox社が、自社のWEBサイトにレンタル者向けの注意メッセージを掲出したことが取り上げられています。
記事画像引用元:KyPost.com(http://www.kypost.com)

最後に、「The Telegraph」のWEBニュースでは、
Film buyers fooled by Sony’s ‘The Girl with the Dragon Tattoo’ DVD joke
―映画購入者はソニー・ピクチャーズの『ドラゴン・タトゥーの女』のDVDジョークに、してやられた。
という見出しで、映画会社の意図通り(あるいは、意図とは異なる形で)本作を手に取った購入者に対してサプライズを与えた様子が紹介されていました。
記事画像引用元:The Telegraph(http://www.telegraph.co.uk/)

『ドラゴン・タトゥーの女』の日本版DVDは、8面パノラマ・パッケージ+スペシャル・アウターケースの豪華版で登場予定。盤面の簡素なデザインとのコントラストも、ファンには嬉しい仕様となっています。なお、同時発売のブルーレイの盤面は通常デザインとのこと。

今回お伝えした“海賊版”デザインに興味を持たれた方は、『ドラゴン・タトゥーの女』のDVDを手に取ってみてはいかがでしょうか。劇中のどこでDVDが登場するのか、探しながら鑑賞してみるのも面白いかもしれません。

【『ドラゴン・タトゥーの女』DVD製品概要】
■発売日:2012年6月13日(水)/レンタル・オンデマンド配信同時スタート
■価格:3,990円(税込)
■発売・販売元株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■キャンペーンサイトURL:http://dareda-cp.com/
ブルーレイ&DVD発売記念『ドラゴン・タトゥーの女は誰だ?』
3つの“てがかり”をヒントに、キャンペーンキャラクターとして“ドラゴン・タトゥーの女”に扮した人物の正体を突き止める参加型謎解きキャンペーン!

かなり副業的ではありますが、フリーで物書きなどをしています。ごくたまに、ジャンルを問わず手元に面白い情報が入ってくることがありますので、この場をお借りしてご紹介させていただければと考えています。新しい製品やサービスについての紹介・レビュー、時にはイベントレポートなども。

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