【ゆる防災のススメ】世紀末は、忘れた頃にやってくる!

  by きのや  Tags :  

こんにちは。きのやです。

今年も3.11が過ぎました。
毎年この時期になると、突然思い出したかのように福島関連のニュースがインターネットのタイムライン上にあふれ返りますが、普段はあの大震災の記憶もついつい忘れがちに…という方も、ぶっちゃけた話、多いのではないでしょうか。

実体験していないと記憶は風化しがち

もちろんダイレクトに被災した方々の脳裏には、震災の記憶は忘れがたい大きな傷となって、鮮明に刻み込まれてしまっていることでしょう。
しかしあまり被害がなかった地域に住んでいた人だと、当時はちょっとハラハラしたけど、今となってはどこか他人事のような気になってしまっている方もいるのではないでしょうか。
実体験しないと、人の記憶はすぐに風化してしまいがちです。

画像:災害写真データベース

防災、してますか?

ところで突然ですが、皆さんは防災ってしてますか?

東日本大震災の直後は、日本中がこぞって、やれ防災袋だ、やれ防災マップだと騒いでいましたが…。
上記でも述べましたが、喉元過ぎればなんとやらで、今じゃ全く忘れてる!
何を隠そう、私もそんな中の一人です。

だいぶ前に、

「大地震が起きたら、直後は玄関まで歩いていく間にもガラスの破片を踏んだりして大変だから、ベッド付近に靴を用意しておくと良い」

と言われて、ベッドの隅のポールにスーパーのビニル袋に入れたスニーカーをブラ下げといたんですが、いつの間にかベッドと壁の間の死角に入り込んでいたそいつの存在を忘れてしまって早や数年。
先日掃除をしていて埃まみれのビニル袋を発見し、「この汚いビニル袋何!?」と、うっかり捨てそうになりました。自分で置いたのに情けない。

「プレッパーズ」…こいつら、防災を徹底的に楽しんでやがる…!!!!!!

しかし、ある時私はとある防災番組?を見て、防災意識が随分と変わりました。

「プレッパーズ〜世界滅亡に備える人々〜」

画像:NATIONAL GEOGLAPHIC WEBサイトより引用

「プレッパーズ」と呼ばれる、大災害に極端なほど過敏に備えをしている人々の生活や防災準備を紹介し、番組の最後には、専門家たちがその日紹介したプレッパーズの準備具合だとどのくらいの確率で生き残れるかを採点し、更に生き残れる確率を上げるためのアドバイスまでしてくれる、という、防災マニアにとって至れり尽くせりな番組構成。
以前、ナショナルジオグラフィックチャンネルで放映されていました。

まさに地球が滅亡しそうになっても最後まで生き残れるレベルの、厳選されたハンパない防災マニア?たちが紹介されています。
核ミサイル施設や旧ミサイル格納庫をリフォームして住居にする人、向こう数年分の少量を備蓄してる人、暴動に備える人、ハイパーインフレに備える人、核戦争に備える人、ゾンビに備える人…と、地震どころの騒ぎではなく、北斗の拳やマッドマックスの時代が来ることにガチに備えている人を紹介する番組です。

いやいや、ゾンビはないっしょ!
なんて思いながら見ていましたが、しかしあながち笑ってばかりいられないのが恐ろしいところです。
今の世の中、何が起きるか分かりませんからね…!!!

防災を趣味にすれば防災意識を忘れない!?

先にご紹介したプレッパーズの方々は、もはや防災が趣味、といっても過言ではないでしょう。
核戦争に備えるっていうのもやり過ぎ感はありますが、ゾンビとなるともうふざけてるように思えるかもしれません。
「防災をふざけてやるな!不謹慎な!!」
って思われそうですけど、彼らは防災訓練をふざけてやっているわけではないんです。
むしろ真面目にやり過ぎてるから、ちょっと頭のネジが飛んじゃってる人たちに見えるだけなんです。
でも、趣味にしてしまえば、「防災」という意識を常に忘れずに済みますよね。
しかも楽しんでできるっていうのはポイントが高いです。継続に繋がります。

そして、生き延びられる確率は格段にUPする!!!!

世紀末は忘れた頃にやってくる

ちなみに、アメリカには、なんと少なく見積もっても300万人ものプレッパーズがいると言われているそうです。
それだけアメリカの人々には未曾有の「大災害」というものが常に短に感じられているということなのかもしれません。
確かに、銃を持ってるご近所さんがワンサカいるのがアメリカです。突如ヒャッハーなご時世になってしまうかもしれない危機感は、日本人より確実に高いのではないでしょうか。

片や私たち日本人といえば、平和な国・日本で、日々の忙しさに流されて、防災について、ついつい忘れがちになっていませんか?
東日本大震災で、あれほどの恐怖を感じたにも関わらず…。

世紀末は、忘れた頃にやってくるんですよ!!!!!
(世紀末までまだ80年近くありますが)

ということで、私は「ゆる防災」を始めることにしました。

見なきゃソンする優秀防災ブック!

一先ず、防災ってことで、本棚をひっくり返してこれを探しました。

この「東京防災」、何気に非常に優秀なんです。
災害時に役立つ情報が満載な上に、普通に読んでいて面白い!
だいぶ前に東京都民全世帯に配布されていたようですが、まさかそのままゴミ箱行きにしてないですよね?

タダなんだから速攻ダウンロードしよう

「中身なんて見ずに捨てたわ!」という不心得者の東京都民は、Kindle版がAmazonで無料配布されてますから速攻ダウンロードしましょう。
東京都民向けに作られている防災本ではありますが、都民以外の方にもオススメ。どこにいたって十分使える情報たっぷりです。
何よりタダだし! 

kindle持ってないなら仕方ないので買おう

Kindleなんて持ってないよ!というアナログ派の方は、書店にて税込140円で購入可能です。
販売書店は東京都防災ホームーページで紹介されていますので、ご確認ください。

東京防災のゆるキャラがとにかく可愛い!!!

東京防災、かなりディープな非常事態シチュエーションが満載なんで、気になるネタはおいおいご紹介していきたいと思います。
どうでも良いけど、東京防災のゆるキャラ「防サイくん」がかわいいです。
好きな防災アクションは「机の下に隠れる」。なるほど、そうなんですね。

次回も、気になる防災グッズの紹介や、生き延びられる確率がUPしそうな小ネタを引き続きご紹介していきたいと思います。
レッツ!ゆる防災!

きのや

普段は美容・ファッション・ガジェット、風俗等の記事を多く書いている、雑食系ライターです。 自衛本能より興味が勝ってトラブルに自ら顔を突っ込んでいってしまう猪突猛進型な性格なので、いつか死なないか心配です。