「ファンタスティック・ビースト」 塾講師の感想文
初めて3Dの映画を見た。小さい頃は、青と赤のセロハンを貼ったメガネで、赤と青のボヤボヤの絵を見た。
「立体的に見えるぜぃ」
ということだったが、全く立体的に見えなかった。でも、今回はまさに現場にいるかの如く映画の世界に入り込めた。
「1950年代のアメリカは、こんなんだったか」
と思わせるデキだった。すばらしい!吹き替え版しか3Dでなかったのが残念。英語が分かるので、英語版で見たかった。
この町を脱出することばかり考えて生きてきた。名古屋の生活も、アメリカの生活もこんな三重県の片田舎とくらべたら、夢のようだった。
でも、時は流れ、こんな田舎にシネマコンプレックスができたし、近所で高速道路の工事中だ。
あと、風とかニオイがあれば、3Dがあれば世界中を臨場感をもって旅行ができる。タイムマシンに乗って過去を旅行しているような経験もできそうだ。
塾でも、この技術を利用できないかと考えた。でも、ファックスができたときも、スカイプの授業も、イマイチ普及しない。原因は明らかで、
「講師がダメなら、どんな技術もダメダメ」
ということだ。DVDや、動画という媒体で授業をしても、インパクトはない。受験指導に関しては、100年前も現在も「黒板」と「先生」だけで、他には何も要らない。
ただ、先生の指導方法というか、人間性が養成できる性質のものではないから始末が悪い。
魔法が使えたら、なんでもできる。でも、そうなると勉強する必要がない。魔法が使えないから、勉強して科学で空を飛んだり、敵をやっつけるわけだからね。
こういうSFファンタジーは、勉強で疲れた頭をリフレッシュするのに、お勧め。