「インフェルノ」、塾講師の感想文
「食物連鎖」なんて、中学校で習う誰でも知っていること。食って、食われて、あのピラミッドのバランスが崩れない。これが、生物が生き残る唯一の方法。生態系を崩したら、生物は過去に何回もあった大絶滅がやってくる。
天敵は必要なんだよね。
では、人間の天敵は何だろうね?その答えは、たぶんウィルス。こんな人口爆発が続いたら、ピラミッドが大崩壊して人類も絶滅するだろう。そう考えると、悪役にまわった人たちが正義なんだとも言える。
日本の映画は、誰が恋愛したやら別れたやらと、本当にみみっちいテーマばっかり。でも、さすがにハリウッドの映画のテーマは壮大だよ、いつも。
トム・ハンクスたちは、大虐殺から人類を救ったのか、あるいは生物の大絶滅に導く愚か者なのか・・・。
人類の半分ウィルスで殺すというと、賛成する人などいない。でも、みんな心の中で考えているはず。学者や政治家は、本気で
「このままでは、ヤバイ」
と、シミュレーションをしている可能性もある。
私は、先週「トランブ大統領が誕生する」という記事を投稿しておいた。世間では、ヒラリーが当選すると予想していたので当然無視された。でも、さすがにアメリカ人は勇敢だ。現実から目をそむけない。
トランプの言っていることは、多くの人が感じていることなんだ。移民がドバッと来たら、どの国でもイヤじゃん。特に、イギリスやアメリカのような豊かな国は移民が来て仕事を奪われ、治安が悪くなり、生活環境が悪化すると感じる人が多い。
「ふざけるな!」
という気持ちを、
「困った人を助けるのは、人間として正しいことだ」
という人道主義を押し付けられて、フラストレーションが頂点に達して爆発すると思っていた。
日本の教育業界も、腐敗と臆病者だらけで、どうにもならない。
「偏差値、業者テストは追放。競争をあおったら生徒が可愛そう」
という、左翼教師が大手を振って闊歩している。でも、生徒も保護者も、そんな教師を全く信用していない。
塾では、旧帝や国立大医学部をめざして激しい競争を勝ち抜こうとしている。教師の偽善的な話など聞く耳を持たない。
競争をあおるから、校内の順位も教えないなんて、教師にそんな権限ないのに。いいかげんにしろ!です。
「インフェルノ」は、アメリカ人の大胆で広い視野を示してくれる。トランプの勝利は、アメリカ人の変革を恐れず前進する意志を示している。
それに比べて、日本のマスコミも、教師たちも、左翼思想に汚染されて、もうダメだね。
やっぱり、アメリカは世界のリーダーだ。うらやましい。テレビ関係の人も、新聞も、みんな金持ちで身分が安定しているエリートばっかり。そんな奴らに、オレたち庶民の気持ちなど分かるはずないわ。
「インフェルノ」は、とても良い映画でした。