皆さん、選挙は行ってますか?
最近、映画館に行きましたか?
どちらも「行ってないなあ…」と遠い目をされる方は多いはず。そんなものぐさな方のために「選挙気分を味わえる映画」が登場しました。
『ムネオイズム2.0』は「史上初の衆院選ドキュメンタリー映画」だそうです。鈴木宗男さんの選挙戦の舞台裏…何が起きているか、興味が掻き立てられます。札束が飛び交っているのか? 千春は歌っているのか? ムルアカは、いるのか? さっそく、完成披露試写会に足を運びました。
60代の小柄なおじさんが、街頭を叫ぶ、走る、握手する…そんな姿を13日間、ひたすら追い続けた映画。たしかに、この絵ヅラは「史上初」かもしれません。
選挙は大変そうだとは思ってましたが、こうして渦中をのぞき見ると、祭りというかレイブというか、高揚感がハンパない! 選挙にハマってしまう気持ち、何となくわかります。政治家との打合せからウグイス嬢への声掛けまで、秒単位で仕切る宗男さんは、「選挙の神に選ばれし人」のごとくハツラツと飛び回っています。あの小柄な体のどこに、かようなエナジーがあるのでしょう。
「何%だ?」「何票に届くか?」などシビアな数字の話の0.5秒後に、「宗男を男にしてください!」などと聴衆にアジる…政界で泥をかぶりまっくった古ダヌキのようで、彼の脳内CPUはなかなかハイスペックのようです。
小難しい政治話は一切ナシ! とにかく選挙戦のライブ感に酔いつつ、「宗男って、選挙って、おもしれーなー」と楽しむ、そんな「選挙アトラクションムービー」となっています。
ちなみに、本作は「MotionGallery」というクラウドファンディングのサイトで皆さんからカンパを募り、それを元手に劇場公開を目指しているそうです。劇場で興奮を味わいたい方は、寄付金…もとい、カンパという名の清き一票を!