最近、サッカーより野球人気が再燃してきたと耳にします。確かに球場に行っても10年前より女子のファンの数が増えいています。野球選手が好き、応援が楽しい、ゲームのスリル感に興奮する、など様々な理由があると思います。ちなみにわたしは千葉ロッテマリーンズのファンですのでたびたび球場に応援に行きますが、本当に楽しくてワクワクしてしまいます。
どうせ野球にハマったのならば一度足を運んでみてほしいのが、“草野球”です。プロ野球のようなスピード感溢れる試合ではないですが、“草野球”にはそれなりの面白さがあります。最近は女子の選手も増えてきているとのことです。しかし、女子の応援がどのチームも少ない!
さわやかアオチンズの試合に行ってきた!
ゲーム前はのんびりウォーミングアップ
地元の同級生を筆頭に結成されている草野球チーム『さわやかアオチンズ』が大会試合に出場するというので、先日久しぶりに観戦に行ってきました。
初夏の陽気で絶好の野球日和。わたしも張り切って千葉ロッテマリーンズのキャップを被って行きました。
10:50AMの一時間前に現地集合です。
わたしが着いた頃にはもう何人か集まっていました。が、野球少年たちと違って平均年齢35歳くらいのおっさんなので、基本的に元気な挨拶というのは聞こえてきません。そして人見知りなのかコミュ障なのか、ゲストが来ても特に反応はありません。
じゃあ何をしているかというと、おにぎりを食べていたり、静かにユニフォームに着替えていたりします。時間がとてもスローに感じます。
このチームの監督も打順や守備位置などを考えています。
そして各自ストレッチなどを始めます。
首を寝違えて、施術してもらっている人も。
グラウンドでは、他のチームが試合をしています。終了するまでは当然ながら入れません。
この日参加するメンバーがいつの間にか集まりました。中には朝の5時まで飲んでいて寝坊して遅刻してきた人もいます。毎度のことのようで皆さん慣れている様子でした。
他のチームの試合が終わり、いよいよベンチに移動します。
この日は珍しくメンバーが多かったらしくベンチも一杯でした。
そしてグラウンドに出てキャッチボールが始まります。
わたしも参加したかったのですが、みなさんの邪魔になるといけないので遠慮しました(汗)
その代わり、一往復だけとりあえず走ってみましたが自分の運動不足を痛感させられました・・・。
キャッチボール、楽しそうだったなぁ・・・
ゲーム中のベンチの楽しみ方はとにかく声を出すこと!
いよいよプレイボールです。
相手チームの平均年齢は52歳。35歳と52歳のおっさんたちが汗を流して野球を楽しんでいます。いくつになっても青春できるなんて、本当にうらやましい!
先発バッテリーはライオンズファンのさわやかな三十路エースと24歳になるちょっと変キャラの若人キャッチャーでした。このキャッチャー、ベンチからの野次を一身に受けていておもしろかったです。普通の医療マスクをしたままキャッチャーマスクを被るという斬新な姿に『マスクonマスク』というネームがつけられたほどです。こういうツッコミが聞けるのも草野球の醍醐味かもしれません! いや、アオチンズ特有なのかもしれませんが。
こういう場面もある意味お約束かもしれませんね(結果的に一塁送球に間に合いアウトにしました)。
さて、当たり前ですが、守りより攻めの時の方が非常に盛り上がります。
こういう時に野次やツッコミのセンスがわかります。うまい人は本当にうまい!
バッターボックスに入った瞬間別人になる人もいます。やはりナルシストになることは大事ですね!
奥さんや子供の前でパパが好プレイしていました(残念ながら子供は見ていない)。
アオチンズ版デスパイネ。この体ですが、盗塁しまくっていました。が、スピード感はありません。
こうして草野球ならではのちょっとゆるいけど真剣な試合の観戦方法は、ただベンチに座っているだけではもったいないのでとにかくプロ野球観戦を見ているかのように大声で応援をしたり野次ったりするのが結局は楽しいと思います。「自分から楽しみ、自分で楽しさを見つける」ということを今回発見した気がします。そしてまた、メンバーそれぞれのキャラクターがすごく見えたりするので、初対面の人でももしかしたら仲良くなれるチャンスはあるのかもしれません。
それに、職業や年齢もバラバラだけど一つのチームの仲間としてうまくまとまっているのが愉快です。
時間制限があるので四回までで終了でしたが、『さわやかアオチンズ』は9点取って見事勝利。
わたしもそんなに観戦に行ってるわけではないのですが、勝ち試合を久々・・・いや初めて見たかもしれません。個人的な感想ですが、練習試合より大会試合の方が観戦にオススメです。
そして試合後は自分たちでグラウンドの整備です。
最後に記念撮影をしました。
なかなか女子一人で草野球の応援に行くのは抵抗があるかもしれません。実際わたしもそうで、一人では行きづらいのが現状です。「どうせ草野球だし・・・」などと思わずに、老若男女問わずとりあえず遊びに来てみるというのが大事かもしれません。選手たちも自分の奥さんや子供、彼女、友達に声をかけるなり、みんながみんなで楽しい連鎖を作ればもっと草野球が盛り上がるのではないかな、と思います。これからの季節、グラウンドに来るだけで気持ちいいですし、いい気分転換にもなると思います。そしてこれをきっかけに新しいつながりができていくかもしれませんので、是非一度草野球を体験してみてください!