JR秋葉原駅”電気街口”から徒歩30秒にある『アキバ献血ルーム』が2016年5月8日に閉所するとの事で、今までに一度も献血をした事がない筆者(YELLOW)もファイナル献血に行って参りました。
と、言う事で今回は「献血ってどうよ?」みたいな真面目なスタンスの記事になるので、御了承下さい。
『献血ってどうよ?』
実際、献血をする事もなくノンビリと怠慢な日々を送って来た筆者ですが、今の所は輸血されるような大病や怪我もなく、さして血を欲しない日々を送っていました。
しかし!
最近は記事を書く為にデブったので、何かお手軽なダイエット方法は無いかと模索した所
「献血しまくったら痩せるんじゃね?」
みたいな「献血ダイエット」を思いつきました。これぞ楽してカロリー(エネルギー)を消費する一番手っ取り早い方法と思われます。そんな訳で
「献血してみたいな~」
みたいなフィーリングだったので、この機会に献血してみた次第です。
献血カードを作ってみた
作ってみたと言うよりは、献血をすると”献血カード”的な何かが自動的に作られる次第で御座います。
献血には4種類のタイプがあるらしいのですが、今回は一番カロリーを消費しそうな”400㎜リットルコース”をチョイスしました。
まあ、血液400㎜リットルを作るのに、どんだけカロリーが消費されるのかは謎ですが、一瞬で400グラム痩せるし僅かながらも脂肪は減るはずです。
「人々の役に立つダイエットとか神じゃね?」
このダイエット方法が成功したら本を書いて、あわよくば印税で六本木ヒルズに引っ越そうと画策してみた次第です。
ちなみに献血カードを作る為には、献血に関するノウハウ的な何かを教育されるのですが、なんでも献血する為には健康であり、かつ血液の濃さなど一定の条件を満たしていなければならず、さらに安全の為に数週間の期間を空けなければならず、いわゆる血液を抜く400㎜リットル献血の場合、年間合計で1200㎜リットルまでと決められています。
「一年間で、マックス1200グラムしか体重減らないじゃん!!!」
みたいな筆者の六本木ヒルズを根底から覆す案件が浮上しました……。
なんと勉強不足な自分でしょうか? 一週間おきくらいでチョイチョイ献血出来ると思っていたのですが、採血される人の安全の為に色々なルールが設けられているようですね。
退くに退けないので献血してみた
「ダイエットに繋がらないなら献血しません」
と言えるほどのハートは持ち合わせていないので、そのまま献血しちゃう流れのまま待機で御座います。
とりあえず”献血カード”を作る為のデータを記入し、血圧を測定します。さらに
「献血前、献血後は水分を取って下さい」
との事なので、無料のドリンクをガンガン飲みまくります。この日も秋葉原の取材でガッツリと食べて来た筆者は、かなりブッ濃い目のドロドロ血液な自信があるので、とりあえず飲みまくってみました。
そして医師の問診の後、血液の状態を知る為に血液検査をします。
「両手を出して下さい」
みたいな感じで、より血管が太く輸血しやすい方を調べる為に腕をゴムで縛ります。
「すみません、左手の方はサイコガンになっているのでチョット」
みたいな会心のボケも軽くスルーされ、淡々と業務は進みます。目の前で血液検査をされると、薬物所持で捕まった人みたいな気分ですが、何気に血液型などを調べてくれるし細かい数値も後日郵送されるので、ちょっとした健康診断的な何かだと思えば納得で御座います。
血を抜かれてみた
最近の食生活からして献血出来るか不安だったのですが、とりあえず献血出来るコンディションと判断され、割とさっくり献血ベッドに寝かされた筆者です。
献血と言うと針を刺すみたいなイメージですが、そのイメージ通りに針を刺します。
まあ、多少は痛いかもですが、それ以上の痛みを多く経験して来た筆者にとっては、恐怖ではありません。
しかし、人によっては血管の位置が分かりにくかったりして、色々と難しい面もある模様……。っていうか、
「血を抜く=鷲頭麻雀」
程度の脳味噌な筆者は、まあ400㎜リットルくらいどうと言う事はないと思い、さして緊張する事もありませんでした。
そして、割とサックリ針を刺され、割と簡単に献血スタートで御座います。
待っている間、テレビを見たり出来るのですが、超疲れていた筆者は寝る一択で御座います。
しかし!
普通の人よりも血管が太いとの事で、マッハで400㎜リットルが抜かれました。筆者より先にベッドインした人々は、まだ横になって献血中だと言うのにコレは一体……。
「血管が太いのですぐ摂れましたね」
みたいな”お褒めの言葉”を頂きました。普段、さして褒められる事の無い筆者ですが、血管が太いと褒められても献血以外での活用法を見出せませんのですが……。
さあ!君も献血エリートを目指そう!!
とりあえず血管が太い方が運動能力も高いので、これはこれで嬉しいのですが、逆に
「もしも刀で斬られたら、俺って死ぬの早いのけ?」
みたいな可能性もあり、微妙にブルーになった筆者で御座います……。戦国時代に生まれなかった奇跡に感謝するしかありません。
しかし!
この”血管が太い”と言う才能を天から授かった以上、今後は積極的に献血してみようと思いました。
ちなみに『アキバ献血ルーム』には漫画やドリンク&お菓子が充実しているので、待ち時間も思ったよりも退屈しませんでした。
『献血』 総評
生まれて初めての献血でしたが、結論から言うと献血してヨカッタなみたいな感じになりました。ほぼほぼ自己満かもですが、実際に世間に貢献した事実は否めないでしょう。
しかも!
あっと言う間に”400グラムのダイエットに成功!”と言うオマケ付きで御座います。
ちなみに血液400㎜リットルの成分を作る為には”303キロカロリー”ほど必要になるらしいので、思ったよりもダイエット効果は高いのではないでしょうか?
さらに古い血液を排出すると言う行為は、男子の場合は滅多にないので自分の健康の為にも献血は有効であるとする説もあります。
と、言う訳で是非みなさんも試しに献血してみて下さい。小さな社会貢献ですが微妙な自己満に浸れるので、気分転換にもオススメですよ。
また、この『アキバ献血ルーム』は無くなってしまいますが、秋葉原にはより充実した設備(漫画含む)のある『akiba:F 献血ルーム』もあるので安心して下さい。
『アキバ献血ルーム』
住所:千代田区神田1-18-19 新秋葉原ビル1F
営業時間 10:00~12:45 14:00~17:45
定休日:12月31日、1月1日