「工場萌え」という言葉が有名になり、今では専用のクルーズツアーまで企画されるほどです。 写真集を見ると美しく、テレビで映しているときも非常に綺麗で萌えます。 でも、自分のカメラで撮影すると、思ったより明るく、黒い部分が非常に明るくノイズが目立ちます。 自分でさつえいした動画だと全く萌えなく残念です。 そして。これが家庭用ビデオカメラの限界か? と納得してしまうのではと思います。
原因は単に設定です
入門機や廉価版のビデオカメラでは省かれていますが、中級機のビデオカメラの場合は、「オートゲイン」「AGC」などという設定があります。 カメラの説明書を読んでも良く意味が分からないので触っていない人が多いと思いますが、この設定を変更することで工場萌えな動画を手持ちの機材で撮影出来る可能性が広がります。
大ざっぱにゲインとは暗いときにカメラが頑張ることです。 暗い場合でも映った方が良いという設計が行われているので、人の目で見ることが出来る程度の物は記録しようとゲインを上げます。 その一方で、ゲインを上げるとセンサーのノイズも一緒に上げてしまうため、黒いはずの空にノイズが混じったり、青っぽくなってしまします。 記録的な動画としては良いことですが、工場萌えな動画を撮影するときには邪魔な機能です。
設定方法は、カメラのメニューで「AGC」とか「オートゲイン」という部分を選び、手動にします。 これで、必要以上にゲインを上げないためノイズがより少なくなります。 ただ、暗すぎても映らないので、ゲインとノイズの量を比較しながら調整して下さい。
メニューを表示すると、ゲイン関連の調整があります。(筆者のカメラだとAGCリミット)
タッチします
オートだととにかく映そうとゲインを上げる方向です。
マニュアルを選ぶことでゲインの上げすぎによるノイズが減ります。
普通に撮影すると夜景が青っぽくノイズが目立ちます。
ゲインを手動にすると夜空は黒く、ノイズが入りません。
オートゲインなのでノイズが目立ちます。 空にノイズです。
空は黒く締まりノイズが少ないです。
クレーンと建屋にノイズがありません。
工場萌え動画を撮影したい人はもちろん、夜景や花見などの綺麗に撮影したい人は是非、ビデオカメラのAGCの調整を行ってみて下さい。 新しいビデオカメラを買う前に行うと、古いカメラでも綺麗に撮影出来ると発見があると思います。
工場萌え動画はゲイン調整が肝心 商品レビュー専門 YouTube
https://youtu.be/Lv9nMTqJSfY