Microsoftによると、クラウド・コンピューティングに貢献する非営利団体や大学などの研究機関に、３年間で10億ドル相当の寄付するという。 2016年1月19日
By Don Clark、WSJ
MicrosoftのCEOのSatya Nadella氏は、スイスのダボスで開催された、World Economic Forumで、クラウド・コンピューティングに貢献する非営利団体への寄付について議論する計画であると述べた。
クラウド・サービスは、コンピューティング・パワー、バックエンド・ソフトウェア、あるいは、インターネット上のアプリケーションを、消費者や企業に提供する。
これにより、エンドユーザは、アプリケーションを購入し、PCにダウンロードして、インストールしたり、アップデートしたりすることなく、サービスとして、ソフトウェアを利用できるようになる。
また、企業は、自社で、データセンターを構築したり、サーバやソフトウェアを購入し、維持管理したりする必要がなくなる。
Microsoftは、ソフトウェアでは、最もよく知られているが、クラウド・コンピューティング市場において、Azireオンデマンド・コンピューティング・サービスで、極めて積極的に競争している。
Microsoftによると、３年間に寄付する予定の、10億ドル相当という金額は、クラウド・サービスの市場価格に基づいているという。
Microsoftの寄付には、Azure、Office 365アプリケーション・スイート、および、モバイル・デバイスの管理を支援するサービスが含まれるという。
Nadella氏は、クラウド・コンピューティングに貢献する非営利団体への寄付について、2030年までに、低開発国における、貧困や飢餓や、他の問題に対応するために、世界的指導者により設定された、17の目標設定を引用した。
Microsoftは、クラウド・コンピューティングに貢献する、非営利団体や大学などへの寄付プログラムで、クラウド・コンピューティングに貢献する、7万の非営利団体や大学などの研究機関に到達することを望んでいると述べた。
Microsoftは、既に、世界の600以上の研究プロジェクトに、無料で、クラウド・コンピューティング・リソースを提供している。
また、Microsoftは、ブロードバンド・インターネット・アクセスや、トレーニングを提供するためのプログラムで、新たなコミュニティに到達することも望んでいる。
