※以下の記事には、土日がお仕事の人には辛い内容が含まれます。ご容赦ください。
「一週間で一番好きな曜日は?」
そう聞かれたら私は、さながら早押しクイズ王のごとき速さで答える。
「金曜日!!」
土日が休みの社会人にとって、金曜日ほどワクワクを感じる曜日はそうないのではないだろうか。
今日はそんな“金曜日”を、3倍楽しめる方法を提案したい。
3倍と言ったからには、まず基準を決めたいと思う。
勝手だが“いつもより少し仕事が早く終わって、気の合う仲間や恋人と過ごす夜”としよう。
そんな金曜日の19時~23時、これが“普通の楽しい金曜日”。もちろんこれだけでも十分楽しい。
では、これを3倍楽しくするにはどのようにしたらよいのか。
それは、金曜日を“-4時から29時まで”と思い込むことだ。そう、金曜日は33時間ある。
“金曜日は-4時から始めよう!”
せっかくの楽しい金曜日が、19時からしかないなんてもったいない。
木曜日の仕事が終わったらあなたを待っているものはただ一つ。そう、金曜日である。
つまり、木曜日が終わった瞬間から金曜日が始まると言っても過言ではない。
仕事が終わったその瞬間から、ウキウキしながら物事を想像しよう。
自分は24時間後誰と一緒に過ごしているか、笑っているか。できれば一人ゆっくりと自宅でお酒でも飲みながら。
そこで浮かぶ自分の姿にニヤッとし、それを気持ち悪いとも思いつつまたニヤッとしながらも、いつもより遅めに就寝しよう。
できることならば0時を回ってカレンダー上の金曜日を迎えてから。
睡眠時間を気にする事はない。何しろ今日は金曜日だ。
“金曜日は29時まで!”
せっかく楽しい仲間と過ごす金曜日、終電で帰ることほどもったいないことはない。
お家に帰るまでが金曜日。終電に駆け込むもったいない人たちを笑顔で見送ろう。
帰る手段をなくしてしまえばこっちのもの、カラオケでも居酒屋でも気の向くままに騒ごう。
お酒が飲めなくたって問題なし、アルコールで愉快になっている仲間を見てこっちも楽しくなるはず。
空が白み始めたら、帰宅の途につこう。始発で目をこする人々を横目に見ながら。
自宅に着いた瞬間に、土曜日が始まる。時計はきっと5時頃だろう。
“-4時から29時までがあなたの金曜日”
普通の金曜日であれば、最初に述べたように19時から23時の4時間しか楽しめない。
しかしこの方法を使えば、-4時から0時+19時から29時の合計14時間楽しめる計算になる。“普通の楽しい金曜日”より10時間多く、実に3倍以上の時間なのだ。
多くの人の場合、一生に過ごすことのできる“楽しい金曜日”の回数は限られている。
22歳で就職して60歳で退職したとしても金曜日を過ごせる回数は2000回以下であり、まだ始まったばかりだと感じる今年ですら残された金曜日はあと50回もない。
そんな貴重な金曜日をこのように楽しむことができれば、そこには今までより500時間以上多い“素敵な金曜日”が待っているだろう。
一生のうちで換算するとなんと20000時間、2年超の貴重な時間となる。
一度しかない人生、あなたも素敵な“金曜日”の過ごし方を見つけてみればいかがだろうか。