LinkedInは、企業ディレクトリと競争するための、モバイル・アプリ、LinkedIn Lookupを提供する。2015年8月19日
By Deepa Seetharaman、WSJ
LinkedInは、従業員の名簿を保管している、企業ディレクトリに置き換わるサービスを提供する、モバイル・アプリを提供したいと考えている。
ビジネス向けのSNSサイト、LinkedInは、ユーザが、会社の同僚を検索したり、同僚にメッセージを送ったりできるようにする、LinkedIn Lookupと呼ばれる、モバイル・アプリを発表した。
このアプリで、ユーザは、名前、肩書き、経験、教育、あるいは、スキルで、会社の同僚を検索し、メッセージを交換できるようになる。
LinkedInは、企業ディレクトリよりも、より包括的で、最新の情報を提供しているので、ユーザの約30%は、同僚を検索するために、このSNSのサービスを使用しているという。
2015年4月に、LinkdInは、北米において、814人のユーザを対象にした調査によると、ユーザの38%が、同僚に関する情報を得るために、企業ディレクトリを使用しているという。
LinkedIn Lookupは、顧客やビジネス・パートナーではなく、どちらかというと、会社の同僚を検索し、連絡を取るために使用されるようだ。
LinkedIn Lookupは、ユーザの会社のメール・アドレスも表示する。
このLinkedIn Lookupと呼ばれるアプリのユーザは、 LinkedInサイトにページを持っている会社のユーザで、自分のLinkedInプロフィールを持っているユーザに制限されている。
ユーザは、LinkedIn Lookupアプリを使用して、同じ会社に雇われている同僚だけを検索し、連絡を取ることができる。
LinkedIn Lookupアプリの開発は、2015年6月のThe Wall Street Journalで紹介されている。
LinkedInのスポークスマンによると、同社が、LinkedIn Lookupアプリから利益を得る方法は、まだ確立されていないという。
