日本に住む外国人に人気ナンバーワンの和食は「ラーメン」 意外にも寿司は苦手?

  by 松沢直樹  Tags :  

農作物や花の種を販売大手「タキイ種苗」が、20代~70代の日本在住外国人に対してアンケートを行った結果、一番人気が高い和食は「ラーメン」だとわかりました。

意外にも、世界的に有名になった「寿司」は、苦手な和食の2番目にランクインしています。
もっとも、「寿司」は、大好きな日本食の2位にランクインしていますので、好みが分かれるということなんでしょうね。

日本在住の外国人が一番好きな和食

1位 ラーメン
2位 寿司・刺身
3位 天ぷら

日本在住の外国人が一番苦手な和食

1位 納豆
2位 寿司・刺身
3位 生卵

このデータは、食の万博として評価が高い「ミラノ万博」を控えて行われたアンケートに基づいたものです。
果たしてラーメンが和食なのかという意見も出てきそうです。とはいえ、日本在住の外国人の方が一番推薦されているということは、出身国に関係なく一番食べやすい料理と言えるのかもしれません。

苦手な和食を見てみると、生ものや発酵食品が軒並みランクインしています。寿司が世界的に人気が出たとはいえ、まだまだ生ものを食べる習慣がない国のほうが多いのでしょう。発酵食品は、世界中の国にありますが、やはり好みが一番別れやすいので、外国の方と一緒に食事をするときは、配慮が必要なようです。

外国の方と初めて食事をするときに、食べてはいけないものが無いという外国の方なら、ラーメン店に誘うのが一番喜ばれやすいのかもしれませんね。

※ 写真は足成 http://www.ashinari.com/2012/07/09-365004.php より

松沢直樹

福岡県北九州市出身。主な取材フィールドは、フード、医療、社会保障など。近著に「食費革命」「うちの職場は隠れブラックかも」(三五館)」近年は児童文学作品も上梓。連合ユニオン東京・委託労働者ユニオン執行副委員長