魅惑の焼肉テーマパーク @小田急相模原 焼肉はせ川

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まさかの「オダサガ特集」と化しつつある感は否めませんが、美味しい物は何処にでもあるって事で記事はサクサク進みます。メジャーもマイナーもローカルも関係ありません。

「美味しければ喰う! 喰ったら書く!!」 そんだけです。

ちなみに、オダサガを知らない全国の一般ピープルに向けてフォローさせて頂きますと

「オダサガとは神奈川県相模原市の小田急相模原駅を指す」

さらに、わざわざ遠方からオダサガに訪れるマニアックな人の為に補足しておきますと、オダサガ(小田急相模原駅)は小田急線、相模原駅はJR横浜線なので注意して下さい。名称は似ていますが、それぞれの距離はかなり離れているので、降りる駅を間違えると悲惨です。

A5、A4の和牛を激安で出す焼き肉屋があるらしい

噂によると小田急相模原駅から徒歩20分、団地の真ん中に最高の焼き肉屋さんがあるそうです。なんでも最高ランクの和牛も安く食べられるとか。

ほほう。

焼き肉なら小一時間は語れる筆者も知らない、焼き肉の穴場があるとでも?

そもそもが、和牛に関しては原価がほぼ一定なので、よほどの仕入れルートでも無い限りは、そうそう安くは提供出来ないはず… これは噂の真偽を確かめる必要があるでしょう。

ちなみに、魚などは旬、もしくは大漁だったりすれば仕入れ値は大きく変動します。なので、タイミングが良ければ良い魚を安く食べる事も可能です。
しかし、食肉業界に関しては需要も供給も一定のレベルにあり、それこそ「狂牛病」みたいな社会を揺るがす騒動でも無い限りは、ほぼ値段は一定です。

電話で予約して行ってみた

とりあえず「完全予約制」らしいので、電話をしてみます。しかし全然繋がりません。っていうか、まるで繋がる気配がない…
いや、確実にコールしてるのですが、受話器を取る気配がないとも言えます。
これは一体、どういう事なのか?

とりあえず店がオープンする17時、そのチョイ前に電話してみる事にしました。この時間なら店に人が居るはずだし、まだお客さんは来ていないはずなので、受話器を取る時間もあるでしょう。

そして週末を予約してみました。すると間髪入れずにマッハで断られました…

とりあえず金土日はずっと先まで予約で一杯らしいです…
どんだけの名店ですか?

仕方ないので酒は諦めて平日の夜に予約してみました。もはや曜日を指定出来る余裕はないので

「直近で2名、予約入れる日でお願いします」

と言う、とりあえず入店させて下さいお願いします(涙目)みたいな予約になってしまいましたが、仕方がありません。とにかく「肉」を試させて貰おうじゃありませんか。

店と言うよりも普通の家だよね → 『焼肉はせ川』

筆者の場合、友達の家から徒歩数分の場所にあったので、さして迷う事はありませんでしたが、一般人は店に辿り着くのは不可能かと思われます。
そして、よしんば店の前を通りかかっても確実にスルーしてしまうでしょう。

「店と言うより普通に家ですが、何か?」

一応は『焼肉はせ川』の看板がありますが、夜でもライトアップされていないので確認するのは難しいかと思われます。
っていうか、夜しか営業しないのに看板に照明が無いとか正気ですか?

しかし、店の近くを通ると「美味しそうな肉を焼く匂いがする」ので、眼を瞑って嗅覚を頼りに道を辿れば『はせ川』に辿り着けるかもしれません。

そして、店の扉… と言うよりも家の玄関をガラガラっと開けると、そこには異様な空間が…

色々とおかしい『焼肉はせ川』

まず、家の中が店舗に改造されている事に驚きます。やはりココは焼き肉屋さんで間違いなさそうです。
そして、次に壁を埋め尽くすメニューを見て眼が点になります。

「ココは焼き肉屋さんじゃ無かったのか?」

とにかくサイドメニューが豊富です。御飯モノからラーメン、サラダにデザートと一通りはあるようです。
そして良く見てみると、ラーメンも数種類はあるようで… メニューは壁一面に貼られているのですが

「まるでジャンル分けされていない」

ので非常に見にくいのです。いや、文字も大きくて見やすいんだけど検索しにくいみたいな? これってどんどんメニューを追加したりした成れの果てって事なのでしょうか?

さらに、良くみると値段設定がおかしいですね。例えば

「ナポリタン 350円」

安いだろ! 安すぎるだろ!! 安すぎて何が出てくるか不安で堪らないのは筆者だけでしょうか?
メニューを見ているだけで心拍数が上昇していきます…

まずは『上タン』(牛)から食べるべし!

焼き肉にはルールがあります。それも「七輪で焼く」となると、ルールと言うか原則に従って秩序正しい順番で肉を焼いて行かなければなりません。

「そんなの網を変えて貰えばいいんじゃね?」

と思うでしょうが甘いです。甘過ぎます。全ての店が網の交換に応じてくれる訳ではありません。いかに網のコンディションを保ったまま、最後まで焼き肉を堪能出来るかで、その日の焼き肉の良し悪しが決まるのです。

と、焼き肉談義を始めるとレクチャーだけで誌面が終わるので、とりあえずコノ写真を見て頂きましょう。

どうです? この『上タン』が980円ですよ?
安くありません?

ちなみに写真は左から『コブクロ』100円、『カシラ』100円、『上タン』980円となっております。

っていうか、焼き肉で100円のメニューっておかしいだろw 確かにボリューム的には控えめなので、原価的には営業として成り立つとは思いますが、これは安いと言わざるを得ないですね。

まあ、写真を見れば一目瞭然、その肉質は伝わっていると思うので、今更言うのは野暮ですが、あえて言おう!

「牛タン超ウメー!!!!!」

無論、他の肉も美味しいのですが、やはり『上タン』はマストですね。美味しさが飛び抜けています。『焼肉はせ川』に来たら絶対に食べるべきメニューのひとつである事は間違いありません。

さらに色々と気になる肉を追加。友達も全体的に値段が安いので好き勝手に注文しています。

「ブラジリアンソーセージ… 超気になる!」

みたいになったら、とりあえず欲望の赴くままにオーダーしておけと言うテンションです。なにせ150円ですからね。この巨大なソーセージが。
味の方はスパイシーで好みです。しかもデカい。ソーセージに限らずモノがデカいだけでテンション上がりまくりです。
ぶっちゃけ、どこら辺がブラジルなのか小一時間は問い詰めたい所ですが、150円なら全てを受け入れられる気がします。

他にも『レバー』なども絶品です。内臓マニアの筆者の目から見ても文句無しです。それに100円ですからね。
写真の左が『ハーブチキン』200円、右が『レバー』100円です。

ちなみに最初に出される「焼き肉のタレ」も美味しいです。レモンも大きめにカットされたのが来るのは嬉しいですね。牛タンを味わうならレモンは必須アイテムですから。

ここら辺の細かい気配りが良い店の証と言えるでしょう。

『A4のミスジ』も檄ウマだった件

記事のトップ画像が『ミスジ』と呼ばれる希少部位です。しかもA4ランクです。ぶっちゃけ、これが1280円で食べられるなら毎週通う勢いです。

写真を見れば分かりますが、その綺麗な脂の差し加減… もはや芸術的とも言えるビジュアルを前に期待は高まります。

「俺が今までに食べた牛肉で一番美味かった。感動した!」

まあ、A4とか滅多に食べないんで当たり前の感想なんですけどね。しかも『ミスジ』ですからね。柔らかいし最高に決まってるでしょうがって話ですよ、お客さん。

ちなみに友達は兄貴の奢りで前日『うかい亭』と呼ばれる高級割烹料理店に行ってきました。ディナーで一人17000円だそうです。
その時に食べた肉と比べても、この『ミスジ』は負けてないそうです。

でしょうねw っていうか、多くを語らなくても写真を見れば一目瞭然ですし。とりあえず言えるのは

「焼肉はせ川に行ったら高い肉も喰っておけ!」

って事です。A4やA5の肉が安く食べられると言う噂は本当でした。この肉、他で食べたら2000円は余裕で超えますよ。

そして、調子に乗って次から次へとオーダーする筆者達に、オダサガのラスボスと呼ばれる『焼肉はせ川』の鉄槌が降りるのであった… (続く)

焼肉 はせ川 (予約制)

電話番号 042-765-5858

住所   神奈川県 相模原市南区 相模台4-11-6

営業時間 17:00~22:00

定休日  水曜日

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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