2015/3/5未明、これまでetwibgsとして日本円やBitcoinとともに、日本発の仮装通貨「モナコイン(monacoin)」の取引をおこなっていたが、新取引所「Zaif(ザイフ)」としてリニューアルを果たした。
個人経営によるゲートウェイとして、日本円とのパイプ役を果たしてきたetwingsをまるまる買収し、新しいサービス会社として生まれ変わったかたちだ。
なによりも注目を集めているのが、ホリエモンこと堀江貴文氏が経営に関わっているというウワサが挙げられる。きな臭いと言われてきた仮想通貨の業界に、ITのカリスマ的存在として未だに少なからず影響をもつ堀江貴文氏の参入によって、monacoinはさらに新しいステージへと進化を遂げたような印象をうける。
*BitCoinのウォレットサービスとしてのZaifに関与していたのであって、今回のmonacoin取引所としてのZaif Exchangeとの明確な関与はない、と堀江氏よりコメント。
仮想通貨は危ない?
深刻な懸念材料として大きく影を落としている先のMt,Gox事件の最大の問題は、コインがもつシステムではないことはハッキリしている。
むしろ問題なのは、ゲートウェイそのもののセキュリティ体制なのだ。
たとえば、Mt,Goxの時は財布の管理は机の上に置きっぱなしだった。それでは誰にでも「取ってください!」と言っているようなものだ。
その問題点を改善するには、財布を頑丈な金庫に預けたり、銀行に中身を預けてしまえばいい。
Zaifはその意味では、信頼に足るシステムを有したゲートウェイという評価を勝ち得ている。
極端な例えだが、出来たての新しい価値観だからこそのリスクと言える。いずれにしても、所有者の管理体制にこそ、最大のセキュリティホールが生まれる場所だという認識が、仮想通貨取り扱いの鉄則なのだ。
仮想通貨をはじめるには
始め方はとても簡単だ。
1.ウォレットと呼ばれる仮想通貨の財布を手に入れる
2.ゲートウェイに登録する
これだけだ。
仮想通貨そのものは非常にたくさんの種類があるので、取り扱いのあるゲートウェイでなければトレードが出来ないが、まずは日本円をmonacoinやbitcoin、最近は値下がり気味なLitecoinに変えてみよう。
当然だが、ゲートウェイに入金した金額の範囲内でしか取引は出来ないので、価値価格の推移や傾向を見極めながら、有価証券法が適用されない擬似為替を楽しんで貰えたらと思う。