北海道最北端から九州まで生放送をおこないながらヒッチハイク旅をする「風来坊の力也」。
もともとは東京スタートで北海道まで到着しましたが、折り返して九州へ向かうことになりました。その距離2400km。風来坊力也のヒッチハイク旅
3月5日のLIVE放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv212780079
風来坊力也の旅日記
ヒッチハイクをはじめて14日目、 極寒の北海道を味わった。
気温マイナス2.4度 息をするのも苦しい寒さ。
現在地天塩道の駅、 車の通りがほとんど無くヒッチハイクが難しい。
車がやってくるのをただひたすら待つしかない。
しかし立ち止まっていると、どんどん体が寒さにやられていく。
顔の感覚がなくなり、表情が固まる。
ここから札幌まで残り328km、40号線はひたすらまっすぐ信号機もなく周りは広い広い牧草畑が広がっている。
地元の方は言う。
「ここを歩いたら寒さで死んでしまうよ」
ヒッチハイクしかない、歩いていくのは無理だ。
今日は、もうこれ以上進めない。
宿を探す気力もなく、道の駅で一晩過ごすことに決めた。
この旅の状況は常に生放送で放送している。
そのためイタズラもかなりある。
虚偽通報で警察を呼ばれることもざらだ。
道の駅のエントランスで体をやすめていると 警官が2人やってきた。
マズイ、ここを追い出されては寒さをしのぐ場所がない。
なんとか ここに居させてもらえないか 警察の方に二人に話しをした。
すると「近くに宿があるからそこを手配してあげる」とわざわざ宿を予約してくれた。
なんと、ここから240m先に民宿があった。
2分ほどの距離、これなら歩いていける。
宿泊費も安く3500 円、命がつながった。
北海道は地元の方だけではなく 警察の方も優しいと知った。
宿に到着、熱い風呂と暖かな部屋。
冷えきった体に活力がみなぎる、生き返った。
あとで知ったのだが天塩は海沿いの町、少し歩けば日本海が見える、どおりで寒いわけだ。
ここからヒッチハイクは出来るのだろうか、車はほとんど通らない、明日も北海道は荒れると聞いた。
それでも前に進まなければならない。
「なんとかなる」
いままででなんとかなってきた、大丈夫だ。
この言葉に何度も救われてきた。
明日は必ず札幌に到着してみせる。