日本カメラ博物館をご存知だろうか?
カメラの発展史が系統的に展示されている博物館だ。入場料は一般で300円。小・中学生は無料。専門知識がなくとも気軽に入れる博物館のひとつだ。
“日本のカメラの発展史を系統的に展示できる”、これが「日本カメラ博物館」の大きな特徴です。
また、それだけでなく、「特別展」では、機能別、国別など、カメラの魅力をあらゆる角度から掘り下げ、余すところなく展示しています。
もちろん、世界中から集まった歴史カメラの名機、名作、珍品も登場いたします。
“来館するたびに新しい発見がある”……それが「日本カメラ博物館」です。
その日本カメラ博物館で斬新な特別展示が催されている。
特別展「~カメラとイラストのコラボレーション~ クラシックカメラ少女展」だ。期間は2月3日(火)~4月19日(日)。
『クラシックカメラ少女』は、クラシックカメラ好きの43人のイラストレーターが、それぞれ思い入れのあるフィルムカメラをテーマに、自分のイメージする少女がカメラを手に持つイラストを描き、カメラを詳しく解説した作品集です。この作品集は、当初同人誌としてスタートしましたが、現在は一般書店でも購入できるほど好評を得ています。
趣味で始まった同人誌イラスト集が書籍化するに留まらず博物館での特別展示に至ったという流れも面白い。
イラストのパネル展示に加えて、イラスト内に描かれている実機の展示と解説もある。クラシックカメラファンならずとも興味の引かれるイベントだ。
少女を主題にしているといっても、落ち着いた味わいのイラストが多い。すべてクラシックカメラ好きのイラストレーターというだけあり、その精緻な描写は一見の価値があるだろう。
また、展示期間中、フィルムカメラ持参をすれば一般200円で入場可能という粋なはからいも。
クラシックカメラといえば、2015年4月末を以って、CONTAX製品の補修サービスの終了が京セラより告示されたばかり。しかし、クラシックカメラは手堅いユーザー層から支持されており、その魅力は一口に語りきれるものではないだろう。その一端に触れるいい機会になりそうだ。春はまだ待ち遠しい季節だが、足を伸ばして立ち寄ってみてはいかがだろう。
開館時間は10:00~17:00。毎週月曜日は休館。月曜日が祝日の場合は、翌日の火曜日が休館となるのでご注意を。
クラシックカメラ少女展
http://suntrap.jp/ccg-expo/ 【リンク】
日本カメラ博物館
http://www.jcii-cameramuseum.jp/ 【リンク】