ニューヨークは青森とほぼ同じ位置の緯度、だから雪国とも言えるかもしれないが、冬には毎日雪に見舞われるわけではない。毎年、雪も降るし、時に積もるし、大雪のときだってある。
天気はそれこそ自然なものだから予測はつかないが、ストームとよばれる通常、嵐や暴風に加えアメリカでは豪雪もストームと呼ばれ、今、ニューヨークではそのストームで、地上波ではほぼ臨時ニュースで雪の展開を知らせているのだが、ニューヨークも随分弱くなったものだと思う。
窓から見える風景はただ単なる雪景色で、何も吹雪いてなどいないのに、なんとニューヨーク市長は慎重派と言うか、地下鉄もバスも止めてしまったのだ。その影響もあるのかマンハッタンには人が少なく、またミッドタウンのレストランは営業していないものが殆どとレポーターは言う。
これはレストランに働く人々が交通機関が機能していないため、足止めされているので営業できない状態なのだが、世界の首都と豪語するニューヨークなら、もっと男気を見せてほしい。
車の往来は激減で、交通機関もストップすれば街はまるでゴーストタウンのようになる。まさか、地下鉄、バスを止めるなんて。東京でこの程度の大雪では、まさか地下鉄、バスを止めることはしまい。
ニューヨークはかつてのように治安は悪くない、危険とされている地帯もどんどん開発されて綺麗に変わった。それはとても良いことだけど、なんでもかんでも安全圏に入るのはこの街らしくない。
確かに雪は積もっている、ただ、ニューヨークをそんなに過保護にする必要はないのだ。